MediaTek Helio X25(MT6797T)とHelio X30(MT6799)を比較

2016年のフラッグシップ向けSoCのHelio X25(MT6797T)と2017年のフラッグシップ向けSoCのHelio X30(MT6799)を比較しました。

比較に使用したツールはAnTuTuベンチマークです。

Helio X25はMeizu PRO 6のAnTuTuベンチマークでのデータ、Helio X30はMeizu PRO 7 Plusの実機での計測数値で比較を行います。

あくまでもどれほど進化したかを追求している記事で、どちらが確実に優れているとは言い切れません。

 

基本性能

 

製造プロセスが大きく異なり、Helio X30はSnapdragon 835やSAMSUNG Exynos 9 Series(8895)と同じ10nm、CPUのコア数は10コアで変化はありませんが、コアがA72からA73へ、A53は変わらず、A52からA35へ変更されました。

大きな変更点はGPUで、Helio X25はARM社のMali-T880 MP4、Helio X30はImagination Technologies社のPowerVR 7XTP-MT4に変更されています。

コア数は変化ありませんが、PowerVRはHelio X10(MT6795)でも採用実績が有り、その当時では3D性能に関して申し分のない働きをしていました。

RAM規格はHelio X25がLPDDR3で最大4GB、Helio X30はLPDDR4Xで最大8GBを搭載することが出来ます。

 

総合性能

Helio X30が143,823点で約5万点の差が生まれ、大きな成長が出来ています。

一方でSnapdragon 835が160,762点、Exynos 9 Series(8895)が172,369点となっていますので、これと比較をすると大きく劣っていることになります。

 

シングルコア性能

スコアに大きな差はなく、誤差の範囲と言えるでしょうか。

Helio X30に採用されているA73は省電力に力を入れているようなので、数値として大きな成長は見えていません。

 

マルチコア性能

Helio X30が16,049点で約6,000点の差が生まれています。

A35の功績が大きく、こちらでは成長が見えています。

 

GPU性能

Helio X30が41,373点で2倍以上の性能上昇が出来ています。

実感と致しましても、高負荷な処理がきてもフリーズしたりカクついたことは一切なく、快適にプレイできています。

MediaTekのSoCとしてはスコアが高いですが、Snapdragon 821が60,347点、Snapdragon 835が63,730点、Exynos 9 Series(8895)が72,515点ということを考えると、まだまだ第一線で戦えるSoCではないことがわかります。

 

総括

MediaTekのSoCとしては目覚ましい成長を見せ、更には今までの課題であったGPU性能の低さを改善することが出来ています。

しかしながら、他者のフラッグシップ向けSoCと比較をするとどうしても劣っていることが判明し、Snapdragon 835やExynos 9 Series(8895)を搭載したスマートフォンと同じ価格、もしくはそれ以上になった場合に購入する視野に入るかと言われたら微妙です。

Meizuはそのことを理解して、Meizu PRO 7 / PRO 7 Plusには背面にタッチ可能な小型カラーディスプレイを搭載するという、このスマートフォンだけの魅力を取り込むことで他のSoCと同等レベルで戦うことが出来ていると思います。

 

ReaMEIZUではMeizu PRO 7 Plusの外観、内面のレビューを行った記事を掲載しています。

もしよろしければ読んでいただけると幸いです。

 

他にもAnTuTu公式が掲載したSoCの比較記事をまとめていますので是非ご覧ください。

 

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