MediaTekがARM Cortex-A77やMali-G77、5G対応モデムを搭載したプロセッサーの開発を発表

MediaTekは次世代通信規格5Gに対応した5Gモデムを統合した世界初のSoCを発表しました。

ただ、製品名や量産開始の知らせはなく、開発の発表と受け取っても良いと考えています。

 

MediaTekが開発を明らかにした新SoCは、ARMが先日発表したARM Cortex-A77 CPUやARM Mali-G77 GPUを搭載するようです。両マイクロプロセッサは従来機に比べて性能アップしながらも省電力性を向上した優れた製品で、本当に搭載されるのであればかなり高性能なSoCに仕上がるでしょう。

 

この他5Gモデムを統合した7nm FinFET製造プロセスを採用した世界初のSoCとして発表される予定です。QualcommはSnapdragon 855を発表し5Gの対応を謳っていますが、こちらのSoCはSnapdragon X55やSnapdragon X50を組み合わせたときに限りますので、MediaTekが発表したSoCはそのSoCを採用すれば5Gを体験することが可能です。同様にSamsung ExynosやHiSlicon Kirinも5G対応モデムを組み合わせたときに5Gに対応しますので、今回の場合はMediaTekが先行していることになります。

統合する5Gモデムは2018年12月に発表されたMediaTek Helio M70(MT6297)ですが、重要な点としてHelio M70は現在最も早い通信形式のミリ波(mmWave)には対応していませんので、このミリ波を採用しているAT&TやVerizonが構えるアメリカ市場への投入は難しいです。

 

MediaTekはSoCの製品展開としてフラッグシップ向けのHelio Xシリーズ、ミドルハイからミドルレンジ向けのHelio Pシリーズ、ミドルレンジからエントリー向けのHelio Aシリーズが存在していますが、今現在はHelio X30(MT6799)を最後にHelio Xシリーズの開発を凍結しています。MediaTekによるとこのSoCは5Gに対応したハイエンド(フラッグシップ)デバイス向けであることが明らかにされていますので、2019年はHelio Xシリーズの開発を再開するのでしょうか。

 

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