MediaTek Helio P65を発表、ARM Cortex-A75や12nm FinFET製造プロセスを採用

MediaTekが新プロセッサーとしてHelio P65(MT6768)を発表しました。命名規則から昨年発表されたHelio P60の後継機になると考えていますが、搭載されているマイクロセッサを見ると少し違った製品になっていることがわかります。

 

名称 Helio P65 Helio P60 Helio P70
CPU 2xA75 + 6xA55 4xA73 + 4xA53 4xA73 + 4xA53
クロック数 2.0GHz + 1.7GHz 2.0GHz + 2.0GHz 2.1GHz + 2.0GHz
GPU Mali-G52 MP2 Mali-G72 MP3 Mali-G72 MP3
クロック数 820MHz 800MHz 900MHz
カメラ 4800万画素

1600万画素+1600万画素

4800万画素

2000万画素+1600万画素

3200万画素

2400万画素+1600万画素

RAM LPDDR4X LPDDR4X LPDDR4X
ストレージ eMMC 5.1 UFS 2.1 UFS 2.1
LTE Cat Cat.7/13 Cat.7/13 Cat.7/13
製造プロセス 12nm FinFET 12nm FinFET 12nm FinFET

主なスペックは上のようになります。CPUはCortex-A75やCoetex-A55を採用して性能が大幅にアップしていると考えています。GPUが世代が変わってMali-G72からMali-G52へグレードダウンしているので、Helio P60やHelio P70ほどの高いGPU性能は発揮しないでしょう。CPU性能はアップしていますがGPU性能はダウン、そんな製品になるので後継機と呼んでいいのか少し悩みます。

この他RAM規格はデュアルチャンネルに非対応、ストレージ規格はUFS 2.1ではなくeMMC 5.1のみ対応など従来機から劣っている部分もあります。

 

カメラ性能は昨今の流行りとなっている4800万画素に対応(Helio P70はスナップショットに対応)。Sony IMX586やSamsung GM1が搭載されていてもプロセッサーがネイティブに対応しているので、安心して使用することが可能です。

更にAI機能を強化しておりMediaTekの発表によると前の世代よりも2倍の性能向上に成功しているようです。AI機能は日々の使用に加えて顔認証や写真撮影のボケにも作用し、よりよいスマートフォン体験を提供することが可能です。

 

Helio P65は量産中で、最終製品は7月中に発表される予定です。GeekbenchではHelio P65と思われるSoCを搭載したvivoの製品(vivo 1907)が複数回計測されており、初搭載機はvivoの可能性が濃厚です。

 

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