MediaTekはHelio Aシリーズの新プロセッサーとしてMediaTek Helio A25(MT6762D)、MediaTek Helio A20(MT6761D)を発表しました。
名称 | Helio A25 | Helio A20 | Helio A22 |
CPU | 4xA53 + 4xA53 | 4xA53 | 4xA53 |
周波数 | 1.8GHz + 1.5GHz | 1.8GHz | 2.0GHz |
GPU | PowerVR GE8320 | PowerVR GE8300 | PowerVR GE8300 |
周波数 | 600MHz | 550MHz | 660MHz |
カメラ | 1600万画素
1300+500万画素 |
1600万画素
1300+800万画素 |
2100万画素
1300+800万画素 |
リフレッシュレート | 60Hz(HD+) | 60Hz(HD+) | 60Hz(HD+) |
RAM | LPDDR3(4GB/933MHz)
LPDDR4(4GB/1600MHz) |
LPDDR3(4GB/800MHz)
LPDDR4(4GB/1200MHz) |
LPDDR3(4GB/933MHz)
LPDDR4(6GB/1600MHz) |
ストレージ | eMMC 5.1 | eMMC 5.1 | eMMC 5.1 |
Wi-Fi | Wi-Fi 5 | Wi-Fi 5 | Wi-Fi 5 |
Bluetooth | Bluetooth 5.0 | Bluetooth 5.0 | Bluetooth 5.0 |
4G LTE | Cat.4 | Cat.6 | Cat.7/13 |
製造プロセス | 12nm | 12nm | 12nm |
MediaTekに記載されているスペックは上記のようになっていますが、Helio A25の製品ページの説明文はHelio P22(MT6762)がまるまるコピーされていてスペックが正しいのか疑わしい部分があります(スペック表は書き加えている部分あり)。Helio A25のスペックが正しいとするとHelio A25は、Helio P22からCPUが4+4のオクタコア構成に変更され、周波数が2.0GHzから1.8GHz+1.5GHzへ、GPUは50MHzクロックダウンされています。ISPの性能もHelio P22は2100万画素、1300万画素+800万画素ですが、Helio A25は1600万画素、1300万画素+500万画素へ下がっています。
Helio A20はHelio A22(MT6762M)の廉価モデルの位置付けで、CPUの周波数が0.2GHz、GPUは下方向にマイナーチェンジされ110MHzクロックダウンされています。シングルカメラにおける最大解像度も2100万画素から1600万画素へ、RAMはメモリクロックがクロックダウンされ、LTEカテゴリーも下方向へ変更されています。
Helio Aシリーズはエントリーモデル向けのシリーズで、主に10,000円未満のスマートフォンに搭載されます。その中でHelio A25は同シリーズの中で初めてオクタコア構成を採用しており、エントリー市場の拡大を図っています。ちなみにHelio A25とHelio A20は既に搭載機が発表されており、前者はWiko View4 Lite、後者はBullitt Mobile製のCAT S32が採用しています。