未発表型番M928QがTENAA(電信設備進網管理)の認証を通過しました。M928Qは3C(中国強制認証)やSRRC(中国無線電管理)の認証をすでに通過しているので、発表する準備は整っていると考えることが出来ます。
TENAAでは当該型番のスペックが公開されており、6.5インチOLEDのFHD+(2232x1080)ディスプレイ、Android 9 Pie、2.84GHzのオクタコアCPUを有したプロセッサー、RAM 6GB、内蔵ストレージ 128GB、リアカメラが1200万画素+800万画素+500万画素のトリプルカメラ、フロントカメラは1600万画素のシングルカメラ、独立したイヤホンジャック、バッテリー容量は4400mAhとなっています。カラー展開はブラックとグリーン、オレンジを用意しています。
現状2.84GHzのオクタコアCPUを有したプロセッサーはQualcomm Snapdragon 855しか存在しませんので、M928QはSnapdragon 855を搭載した高性能な製品になります。ただ、昨今のフラッグシップモデルでは搭載が当たり前となっている4800万画素のカメラを搭載していない点を考えると、全ての人が満足に使用することが出来るような企業を代表する製品ではないようです。
CEOの黄章(Jack Wong)氏は過去にゲーミングスマートフォンとしてMeizu 16Tを開発することを予告していましたので、今回認証を通過したM928QはMeizu 16Tの可能性が高いです。開発を予告した際にCEOはその製品のディスプレイサイズが6.2インチと6.5インチどちらがふさわしいかウェイボーで投票を呼びかけたことがあり、その時は6.2インチが優勢でしたがMeizu 16sやMeizu 16s Proが6.2インチを採用しているので、製品に差を作るために6.5インチにした可能性があります。
当時は価格を2000元から2500元にすると発表していましたが、今現在Xiaomiのサブブランド製品Redmi K20 Proが2299元なのでこの価格に近い価格設定になるでしょう。