LenovoがQualcomm Snapdragon 855搭載機のAnTuTuベンチマークスコアを公開

Lenovoがアメリカ合衆国ネバダ州ラスベガスで開催されているConsumer Electronics Show(CES 2019)にて展示しているQualcomm Snapdragon 855 Mobile Platformを搭載した最新のスマートフォンのAnTuTuベンチマークスコアを微博に公開しました。

 

ベンチマークに使用した機種には聯想Z5 Pro GTと書かれているので、中国で2018年12月に発表されたLenovo Z5 Pro GT(Lenovo L78032)であると確認できます。この機種はSnapdragon 855を搭載していると明言しているので、確実にSnapdragon 855のベンチマークスコアを掲載しています。

気になる性能は総合性能が372,712点、CPU性能が126,223点、GPU性能が158,536点、UX性能が76,525、MEM性能が11,428点となっています。総合性能では30万点の大台を楽々突破、CPU性能とGPU性能も10万点を突破するなどとてつもないスコアになっています。

今回、このスコアを他のSoCと比較を行いますが、あくまでもベンチマークスコアとなっているので実使用感に関しては考慮していないことをご了承ください。

 

比較に使用したのはSnapdragon 845(nubia Red Magic Mars)、HiSilicon Kirin 980(HUAWEI Mate 20)、Apple A12 Bionic(iPhone XS)です。A12 Bionicは搭載されているOSが異なっているのであくまでも参考としてグラフに載せています。

Snapdragon 845からの大きな変更点はCPU性能とGPU性能で、QualcommによるとCPU性能は45%、GPU性能は20%の性能向上に成功しているようです。AnTuTuベンチマーク環境下ではCPU性能は37%、GPU性能は13%の性能向上となっています。Qualcommが何を基準にパーセンテージを表しているのかわかりませんが、確実に大きな性能向上が出来ているのは間違いありません。

 

Kirin 980とは比べるのも失礼なレベルの差が生まれており、CPU性能はかなり善戦したと思いますが、GPU性能では大きな差があります。HUAWEIはゲーム等のGPUをふんだんに使用する場合にGPUの動きを最適化するGPU Turboと言う革新的機能を開発していますが、Qualcommも同様の機能を持つQualcomm Snapdragon Elite Gamingを発表しており、Kirin 980がその差を埋めるのは難しいのではないでしょうか。単に性能の良いスマートフォンが欲しい場合はSnapdragon 855搭載機を買ったほうがいいかもしれません。

 

今回スコアが公開されたLenovo Z5 Pro GTは予定通りであれば中国市場で1月15日に予約受付を開始します。実はLenovo Z5 GT ProはSnapdragon 855の“初搭載機”ではなく、同じくCES 2019に展示してあるフォルダブルスマートフォンのRoyole FlexPaiが初搭載をしています。ただどちらも販売は行っておらず、搭載機が市場に出回るのはもう少し掛かりそうです。

 

 

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