Samsung Galaxy Aシリーズに属するSM-A426BがCPU性能を計測することに長けているGeekbenchに登場しました。SM-A426Bは型番から名称はSamsung Galaxy A42 5Gになるのではないかと予想されています。
SM-A426BはAndroid 10、RAM 4GBを搭載していることが明らかとなっています。気になる性能はシングルコア性能が615点、マルチコア性能は1,799点となっています。更に詳しく見るために開発者コードを利用するとCPUは2xA77+6xA55のオクタコア構成で最大周波数は2.21GHz+1.80GHz、GPUはAdreno 619を搭載していることが明らかになりました。ちなみにビルド番号はQP1A.190711.020.A426BXXU0ATH1と記載されており、間違いなくSM-A426BはSamsung Galaxy製品でしょう。
多くのメディアはSM-A426BにQualcomm Snapdragon 690 5Gを搭載していると記載していますが、Qualcommの発表によるとSnapdragon 690 5GのCPUの最大周波数は2.0GHz+1.7GHzとなっているため、SM-A426Bはそれぞれ0.2GHz+0.1GHzの周波数上昇が見受けられますので、Snapdragon 690 5Gを搭載していると決めつけてしまうのはいかがなものかと思います。ただGPUはSnapdragon 690 5Gが搭載しているAdreno 619を搭載しているため、SM-A426Bが搭載しているSnapdragon 690 5Gは上位モデルなのではないかと考えています。
Snapdragon 660の様に実は高クロックモデルと低クロックモデルが存在しているといった製品展開を行う可能性も否めないですが、もしSM-A426Bが搭載しているSnapdragon 690 5Gと思われるものに名前をつけるのであればSnapdragon 690G 5Gとなるでしょうか。この“G”はゲーム利用時にCPUやGPUの動きを最適化するSnapdragon Elite Gamingを搭載するSoCのみに冠せられる名称でSnapdragon 7シリーズ製品に多く存在し、例えばSnapdragon 730GやSnapdragon 765G 5Gがあります。この“G”をSnapdragon 6シリーズにまで広げるのか不明ですが、Snapdragon 695 5Gにすると2021年に発表する製品がなくなってしまうので、Snapdragon 690G 5Gの名称を考えています。