iPhone 15 Proのカメラセンサーが判明、従来品からLiDARが変更

iPhone 15 Proのカメラセンサーが判明、従来品からLiDARが変更

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2023年9月に発表・販売されたiPhone 15シリーズの上位版となるiPhone 15 Proのカメラに採用しているセンサーが判明しました。最上位版のiPhone 15 Pro Maxのセンサーはこちらをご覧ください。

 

中国のレビュワーの@肥威氏が取得したデータによると、iPhone 15 Proのカメラに採用したセンサーは上の表のとおりになりました。注目すべき点はふたつあります。

 

ひとつ目は最上位版のiPhone 15 Pro Maxと望遠のセンサーが異なることです。iPhone 15 ProではSony IMX713を採用していますが、iPhone 15 Pro Maxはさらに優れているIMX913を採用しています。

 

これはiPhone 15 Pro Maxのみが光学5倍ズームを実現するテトラプリズム構造の望遠カメラを採用しているためでしょう。そのため、ズーム倍率が光学5倍未満であったとしてもPro製品で撮影されるものは違ったものになります。

 

ふたつ目はiPhone 14 ProおよびiPhone 14 Pro MaxからLiDARのセンサーが変更されたことです。型番がIMX590からIMX591なので進化の幅はそれほど大きくないかもしれませんが、従来品よりも深度情報をより優れたレベルで取得できると思います。

 

そして、LiDAR以外のセンサーは変更ありません。しかし、SoCがA16 BionicからA17 Proに変更されているため、たとえ同じセンサーを採用してもSoCによる調整のおかげて違った写真が撮影できると思います。

 

iPhoneを「カメラ」として見ている場合はiPhone 15 Pro Maxを購入すべきなのかもしれませんが、「スマートフォン」として見ている場合はiPhone 15 Proで十分すぎるカメラ体験を提供してくれます。

 

もっとも、iPhone 15とiPhone 15 Plusでも十分すぎるカメラ性能があるため、iPhone 15 Proはカメラの性能だけで見るとやや中途半端な位置にある製品です。iPhone 15 Pro Maxでは画面が大きくなるメリットもしくはデメリットがありますが、iPhone 15 Proを選ぶのであれば少し背伸びをしてもいいかもしれません。

 

 

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