情報通がSMIC製のKirin 9000Sの噂を否定、Mate 50 RSはSnapdragon 8 Gen 1 4Gを搭載予定

情報通がSMIC製のKirin 9000Sの噂を否定、Mate 50 RSはSnapdragon 8 Gen 1 4Gを搭載予定

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Huaweiが2022年7月から9月にMate 50を発表し、最上位機種のMate 50 RSがKirin 9000Sを搭載するとの噂が流れていましたが、情報通がKirin 9000Sの噂を否定しました。

 

Kirin 9000SはKirin 9000EやKirin 9000LなどのKirin 9000の選別品ではなく、SMICのN+1、もしくはN+2を用いて製造されると噂されている新しいSoCです。SMICのN+1はCEOの発表によると既存の14nmと比較して性能が20%向上、消費電力が57%減少、ロジックエリアは63%縮小、SoCのサイズを55%縮小するプロセスノード、N+2は確度の高い情報はありませんが他社の7nmと同等の性能を誇るプロセスノードと明らかになっています。

 

Huaweiが最先端の技術を持つTSMCやSamsungに製造を委託しないのはアメリカ合衆国の制裁が深く関係しており、同社はKirin 9000、Kirin 985を最後に最先端技術を採用した新しいSoCを発表していません。そのため、選択肢が中国国内企業に委託するしか残っていないので、Kirin 9000SがSMICで製造されると噂されているのが今の状態です。

 

そんな中、情報通の熊猫很禿然はWeiboに「Mate 50 RSがKirin 9000Sを搭載する噂は嘘です。」と否定したので、Kirin 9000Sが世に出る可能性は限りなく低くなりました。Mate 50 RSがKirin 9000Sを搭載すると聞いて少しでも期待した人にとっては非常に残念な情報だと思います。

 

そして、別の情報通の旺仔百事通はWeiboに「Huaweiは9月7日に新製品発表会を開催し、Mate 50E、Mate 50、Mate 50 Pro、Mate 50 RSを同時に発表する予定です。」と独自に得た情報を公開し、また、搭載するSoCにも言及し、Mate 50EのみSnapdragon 778G 5Gを、Mate 50、Mate 50 Pro、Mate 50 RSはSnapdragon 8 Gen 1 4Gを搭載すると明らかにしました。こちらも同様にKirin 9000Sの存在を否定しています。

 

Snapdragon 8 Gen 1 4G(SM8425)はXiaomi 12 ProやOnePlus 10 Proが搭載した通常のSnapdragon 8 Gen 1から5G機能が欠落したSoCで、性能そのものに差はありません。そのため、Mate 50、Mate 50 Pro、Mate 50 RSは最高級の性能を発揮するので、旗艦製品として申し分のない製品になるのは間違いありません。

 

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