HuaweiがKirin 9025を発表、オーバークロック版の活用が本格的にスタート

HuaweiがKirin 9025を発表、オーバークロック版の活用が本格的にスタート

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中国のHuaweiは2026年10月28日に新製品発表会を開催し、Kirin 9025を搭載したHUAWEI Pura 90 Plusを発表しました。これによってKirin 9025が新たに発表されたので、簡単にではありますが情報をまとめておきます。

 

名称 Kirin 9025 Kirin 9020
CPU 3rd Gen LinxiCore CPU

1x Prime

3x Performance

4x Little

(8 Cores / 12 Threads)

(L3 Cache: 10MB)

3rd Gen LinxiCore CPU

1x Prime

3x Performance

4x Little

(8 Cores / 12 Threads)

(L3 Cache: 10MB)

識別子 72_3333

72_3398

72_3363

72_3333

72_3398

72_3363

リビジョン r2p1

r2p1

r2p1

r2p1

r2p1

r2p1

動作周波数 2.60GHz

2.15GHz

1.60GHz

2.50GHz

2.15GHz

1.60GHz

GPU Maleoon 920 4CU Maleoon 920 4CU
GPU(API) OpenGL ES 3.2 / Vulkan 1.3 OpenGL ES 3.2 / Vulkan 1.3
動作周波数 840MHz 840MHz
NPU/DSP Da Vinci NPU

1x Ascend Lite

1x Ascend Tiny

Da Vinci NPU

1x Ascend Lite

1x Ascend Tiny

カメラ Kirin ISP 8.0 Kirin ISP 8.0
リフレッシュレート ? ?
エンコード/デコード ? ?
RAM 4x16-bit LPDDR5X (9600Mbps)

(System Level Cache: 8MB)

4x16-bit LPDDR5X (9600Mbps)

(System Level Cache: 8MB)

ストレージ UFS 4.0 UFS 4.0
USB USB 3.1 Gen 1 USB 3.1 Gen 1
Wi-Fi Wi-Fi 7 (11be) Wi-Fi 7 (11be)
Bluetooth Bluetooth 6.0 Bluetooth 6.0
NearLink NearLink E2.0 NearLink E2.0
位置情報 GPS, GLONASS, BeiDou, Galileo, QZSS, NavIC

(GNSS: L1 / L5)

GPS, GLONASS, BeiDou, Galileo, QZSS, NavIC

(GNSS: L1 / L5)

通信 統合: Balong 5A Modem 統合: Balong 5A Modem
充電規格 HUAWEI SuperCharge HUAWEI SuperCharge
製造プロセス SMIC 7nm N+2 SMIC 7nm N+2
型番 ? Hi36C0-GFCV110-CN
公式サイト - -

新たに発表されたKirin 9025の主な仕様は、製造プロセスがSMIC 7nm N+2、CPUは自社開発したLinxiCoreを採用し最大2.60GHzで動作するPrimeと最大2.15GHzで動作するPerformanceと最大1.60GHzで動作するLittleを1+3+4構成で採用、GPUは最大840MHzで動作するMaleoon 920 4CU、RAM規格はLPDDR5Xに対応、内蔵ストレージ規格はUFS 4.0に対応し、モバイルデータ通信はHuaweiが提唱する5Aをサポートしています。

 

Kirin 9020からの変更点は CPUのPrimeの動作周波数のみで、Kirin 9020は最大2.50GHzでしたがKirin 9025では最大2.60GHzに上昇しました。GPUはKirin 9020と同じくMaleoon 920を搭載し、最大840MHzで動作することが判明していますので、目立った違いはCPUのみとなります。そのため、Kirin 9025を単刀直入に表現するとKirin 9020のオーバークロック版となります。

 

競合他社のQualcommやMediaTekがオーバークロック版を当たり前のように提供しているので感覚が麻痺しているかもしれませんが、実はオーバークロック版が市場に出るには非常に高度な技術が必要です。これまでのHuaweiが規格不適合品を活用して下方向に展開を増やしていた事を忘れてはいけません。研究と開発を諦めずに続けたことで製造技術が成熟しより出来の良い・より質の良いチップが製造されるようになり、HUAWEI Mate 90 Proが搭載したKirin 9035や新たに発表されたKirin 9025といったオーバークロック版が誕生しています。

 

新たに発表されたKirin 9025ですが、残念ながら発表会では具体的な性能向上幅は明らかにされませんでした。ただ、総合的な性能に関してはHarmonyOS 7環境のHUAWEI Pura 90 PlusはKirin 9020を搭載したHarmonyOS 5.1環境のHUAWEI Pura 80 Proと比較して19%も向上しました。この数値がそのままKirin 9020からの性能向上幅にはならないことには注意が必要ですが、それでも性能向上していることは確実に言えます。

 

Kirin 9025を初搭載したHUAWEI Pura 90 Plusは2026年10月31日より中国で販売を開始し、12GB+256GBモデルが5499元 (約130,500円)、12GB+512GBモデルが5999元 (約142,000円)、12GB+1TBモデルが6999元 (約166,000円)に設定されています。RAM 12GBのモデルのみで、16GBのモデルはありません。

 

HUAWEI Pura 90 PlusはKirin 9025を搭載していますが、同じシリーズに属するHUAWEI Pura 90 Proと最上位版のPura 90 Pro MaxはKirin 9030Sを搭載しており、残念ながら性能に関しては後者のほうが高いです。さらにはHUAWEI Pura 90 Proは同じく5499元から展開されており、互いを高め合う必要があるのに同じシリーズで正面衝突しています。

 

ただ、HUAWEI Pura 90 ProやPura 90 Pro MaxはUSB 2.0規格ですが、HUAWEI Pura 90 PlusはUSB 3.1 Gen 1規格なので10倍近くデータ転送速度が向上しています。そのため、USBを利用してPCとデータのやり取りをする場合はHUAWEI Pura 90 Plusがおすすめです。また、カメラに関してはHUAWEI Pura 90 Plusの方がやや優れているので、写真や動画を頻繁に撮影する利用であればこちらを買ったほうがいいでしょう。

 

 

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