5nm FinFET製造プロセスを採用したHuawei Kirin 1020を開発中か、ミドルレンジ帯のKirin 820の存在も

5nm FinFET製造プロセスを採用したHuawei Kirin 1020を開発中か、ミドルレンジ帯のKirin 820の存在も

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Huaweiの完全子会社化HiSiliconが開発しているHuawei(+Honor)向けプロセッサー、Kirinの2020年モデルの存在が明らかにされました。

 

業界人の@手机晶片達人氏は「ボルチモアは5nm FinFET製造プロセス」を採用していますと明らかにしました。ボルチモアはアメリカ合衆国メリーランド州にある都市で、Huawei Kirinの開発コードは都市名が採用されていることから、今回明らかになったボルチモアはKirin 1020なのではないかと予想されています。

 

Kirin 1020はKirin 990 5GとKirin 990で採用されなかったARM Cortex-A77の採用が期待されています。ただ、ARMは2020年中にCortex-A77の後継機となるHercules(開発コード)を発表するので、Cortex-A77をスルーしHerculesを採用するとの情報もあります。

 

更にミドルレンジ帯のKirin 820の情報が流れており、こちらは7nm FinFET製造プロセスを採用する見込みです。大きな特徴として5Gモデムが統合されるため、SoCを搭載すれば5G通信に対応することが出来ます。今現在、Huaweiにおける5G通信対応スマートフォンはKirin 980+Balong 5000、Kirin 990+Balong 5000、Kirin 990 5Gとなっており、フラッグシップモデルしか5G通信に対応していない現実があります。

 

競合他社のQualcommSamsungはミドルレンジ帯の5G対応SoCを発表しているので、この価格帯においてはHuaweiは出遅れている現状にあります(MediaTekは12月26日までに発表)。

 

Kirin 1020は例年通りであればHuawei Mate40シリーズに採用されるでしょう。Huawei P40シリーズはKirin 990 5GとKirin 990が搭載されます。

 

 

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