Windows 10 Mobileの正式版が配布されていないWindows Phone搭載製品をWindows 10 Mobileへ強制的にアップデートするツール「Win10 Mobile (Semi-)Offline Update Project 10586.107(XDA)」の使い方を簡単にまとめます。
このツールは非公式に更新させるものなので「使い方」と記載していますが、基本的にはXDAに記載されている情報を理解できる人向けに「補足として」説明していきます。
1. 7zを展開できるツール(7-Zip) 2. HCTSW_WXMSOUP_V5.3beta6.update.lzma2.7z 3. Visual-C-Runtimes-All-in-One-Jul-2021.zip 4. InteropTools_RC2_1.9.400.0_arm.zip 5. Dependencies_ARM.zip
必要なものは上の5つで、7-Zip以外はXDA内にあるのでしっかりと探してPCに保存しましょう。
やり方としては、上にあるYouTubeの通りにWXMSOUPを利用してWindows Mobile 8.1 UpdateからWindows 10 Mobileへ強制的にアップデート。その後、同ツールフォルダ内の“regs”フォルダと今までに使用していない2つのzipファイルを展開し当該製品に保存してインストール。InteropToolsを利用して端末を偽装して追加のアップデートをダウンロードしインストールする流れです。
“regs”フォルダ内には3つのファイルがありますが、これはどこまでアップデートするかを選択するだけで、RS2_1709_950.regを選択するとWindows 10 Mobileの最終安定版の1709までアップデートできます。なので特定のバージョンで止めたい理由がない限りは基本的にはこのファイルを選択したほうがいいです。
0. Windows Phone 8.1 Update(8.10.14226.359) 1. Windows 10 Mobile(1511/10.0.10586.107) 2. Windows 10 Mobile(1607/10.0.14393.1066) 3. Windows 10 Mobile(1703/10.0.15063.297) 4. Windows 10 Mobile(1709/10.0.15254.547) 5. Windows 10 Mobile(1709/10.0.15254.603)
Windows Phone 8.1 Updateを搭載していたLumia 1020でWindows 10 Mobile(1709)までアップデートした際に、何回アップデートしたかを上に記しています。1回のアップデートで約40分-1時間かかるので、最大で5時間程度Lumia 1020に向き合い続けます。根気のいる作業なので朝か昼にすることをおすすめします。
最後は偽装を解除するために「電話のリセット」を忘れないようにしてください。