ロシア市場向けに販売されているHonor 9C(AKA-L29)が最新のアップデートでアンダークロックを実行したことがGeekbenchによって明らかになりました。
ロシア市場向けHonor 9Cは中国市場向けに販売されているHonor Play4T(栄燿Play4T/AKA-AL10)で、SMIC(中芯国際)が製造した14nm FinFETを採用したHuawei Kirin 710Aが搭載されています。Kirin 710/Kirin 710Fと比較してKirin 710Aはスペックが低くなっており、CPUの周波数が2.2GHz+1.71GHzから2.0GHz+1.71GHzとなっています。
しかし、Honor 9Cの初期出荷バージョンのAKA-L29 3.1.0.74(C900E14R1P1)では周波数が2.0GHz(1997MHz)+1.71GHz(1709MHz)でしたが、最新バージョンのAKA-L29 3.1.0.102(C10E2R3P1)では2.0GHz(1997MHz)+1.70GHz(1697MHz)にアンダークロックされています。変更幅は12MHzと非常に小さいものですが、アンダークロックを行ったのは明らかです。
ちなみに中国市場向けのHonor Play4Tでもアンダークロックが行われておりますのでKirin 710A搭載機で共通して行われていることになります。