XiaomiがQualcomm Snapdragon 720Gを搭載したRedmi Note 9 Pro、Redmi Note 9 Pro Maxを発表したことで、Snapdragon 720GのGPU Adreno 618の周波数が判明しました。
XiaomiはQualcommが基本的に公開していないGPUの周波数を公開する企業で、過去にはSnapdragon 710やSnapdragon 712の周波数を公開したことで性能差がわかりやすくなったことがあります。今回もXiaomiはQualcommが公開していないSnapdragon 720GのGPUの周波数を公開したことで、Snapdragon 730とSnapdragon 730Gとの差がわかりやすくなります。
XiaomiによるとSnapdragon 720Gに搭載されているGPUのAdreno 618の最大周波数は750MHzに設定されていることがわかりました。Snapdragon 730は610MHz、Snapdragon 730Gは700MHzなので、数値の低いモデルが数値の高いモデルよりも高周波数に設定されています。この他CPUもSnapdragon 730とSnapdragon 730Gは2x2.2GHz+6x1.8GHzのオクタコア構成ですが、Snapdragon 720Gは2x2.3GHz+6x1.8GHzのオクタコア構成に設定されているため、CPUとGPUともにSnapdragon 720Gの方が高いことになります。
同じCPUとGPUを採用し高周波数に設定されているのに、何故数値を低くしSnapdragon 720Gと命名したのか謎です。Snapdragon 735Gと命名すれば混乱はなかったと考えられますが、何か複雑な事情があるのでしょう。私達は“性能”ではSnapdragon 730とSnapdragon 730Gよりも、Snapdragon 720Gの方が優れていると認識すれば問題はありません。