SamsungはExynos 2200の“失敗”を受けてExynos APの開発を停止するとの情報が流れました。Exynos 2200はAMD RDNA 2に基づくXclipse 920 GPUを搭載した製品ですが、競合他社のSnapdragon 8 Gen 1やDimensity 9000よりも性能が低いことが明らかになっています。
情報通の@手机晶片達人は「SET部門はS.LSI部門のExynos APの採用に否定的で、性能あたりの消費電力が大きく、量も少ないのが理由です。これを受けて内部で討論を行った結果、S.LSI部門はExynos APの開発を停止しました」とWeiboに投稿しました。
“開発の停止”は「製造よりも購入」を選択したと同義です。その動きが見える事例として、例年はExynos APが搭載される韓国市場ではSnapdragon 8 Gen 1を搭載したGalaxy S22やGalaxy S22+、Galaxy S22 Ultraが販売されます。
Exynos 2300に関しては何も情報はありませんが、今回の問題が根本から解決されないと望み薄です。欧州在住者はExynos APの採用に否定的なのでこの流れが続いて欲しいと思うかもしれませんが、SoC市場の活性化にはExynos 2300の存在は必要不可欠なので、さまざまな問題が解決して製造されることを願っています。