Exynos 2200のCPUの動作周波数が判明、当初の予定よりいくつか低く

Exynos 2200のCPUの動作周波数が判明、当初の予定よりいくつか低く

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SamsungがGalaxy Noteの特徴を統合しS Penを内蔵したGalaxy S22 UltraやGalaxy S22、Galaxy S22+を発表したので、主に欧州市場で販売される3製品が搭載するExynos 2200のCPUの動作周波数が判明しました。

 

Samsung GlobalにはGalaxy S22シリーズの3製品が搭載するAP(Application Processor)が2種類掲載されていますが、プロセス技術と動作周波数が記載されているだけなので見識のない方にはどちらが自分の居住している市場に投入されるのかわからないようになっています。

 

ただ、この記載は法則に基づいて行われていますのでそれを参考にすると上がExynos 2200で下がSnapdragon 8 Gen 1と特定できます。そのため、発表時は不明だったExynos 2200のCPUの動作周波数2.80GHz+2.5GHz+1.8GHzと判明しました。

 

Snapdragon 8 Gen 1と比較するとCortex-X2は0.2GHz低く、Cortex-A710は0.1GHz高く、Cortex-A510も0.1GHz高く設定されていますので、動作周波数だけで考慮すると瞬間的な動作はSnapdragon 8 Gen 1が優位で継続的な動作はExynos 2200が優れます。

 

少し疑問なのはSamsung GlobalのSnapdragon 8 Gen 1の動作周波数がやや低く表現されており、GHzではなくMHzで表現すると2995MHz+2496MHz+1785MHzです。それに対してExynos 2200は2803MHz+2515MHz+1824MHzなので、Cortex-A710とCortex-A510の差はほとんどありません。

 

何が起きているのか解説すると、GHz表記の際に小数点以下2桁をすべて切り捨てするので、限りなく2.5GHzに近い2.496GHzが2.4GHzと表記されます。そのため、2.496GHzと2.515GHzの0.019GHzの差が0.1GHzの差を生んでいるようになってしまいます。

 

ただ、この表記も法則に基づいて行われていますので、SamsungがExynos 2200の優位性を出すために行ったわけではありません。ちなみに、Exynos 2200の当初予定していた動作周波数は2.9GHz+2.8GHz+2.2GHzと明らかになっており、今回判明した数値と比較すると思い通りにはならなかったのかなと感じます。

 

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