Android 11ベースのMoKee ROMの開発をスタート、AOSPベースのカスタムROM

Android 11ベースのMoKee ROMの開発をスタート、AOSPベースのカスタムROM

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AOSPベースカスタムROMのMoKee ROMにAndroid 11をベースとしたMoKee 110.0を開発していることがMoKeeオープンソースプロジェクト(MoKee OpenSource Project)の創始者である高志鵬(Gao Zhipeng)氏が明らかにしました。

 

MoKee ROMはAOSPベースのカスタムROMとなっているため、Project Trebleに対応したAndroid 8.x Oreo以降のスマートフォンやタブレットが利用できるGSI(Generic System Image) ROMとは異なり、そのスマートフォンやタブレットによる差異を調整するのでノッチやパンチホール領域に通知がかぶらない様になっていたり、スマートフォンやタブレットの名称が「unknown Phh-Treble vanilla」にはならず当該製品のままになるという利点があります。

 

今回、創始者の高志鵬氏は自身の微博にてXiaomi Redmi Note 5 Pro(whyred)にAndroid 11ベースのMoKee 110.0 ROMがインストールされていることがわかる写真を公開しています。MoKee ROMには安定版と毎夜版と実験版の3つの段階があり、今回公開されたものは実験版を表す“EXPERIMENTAL"の文字が見えますので、開発の初期の初期と言えそうです。

 

そして、MoKee ROMはXiNGRZ氏によってMeizuのいくつかの機種にリリースされているので特殊な作業が必要になりますが利用することは可能で、その利用できる具体的な製品名はMeizu 16s Pro、Meizu 16s、Meizu 16T、Meizu 16Xs、Meizu 16th Plus、Meizu 16th、Meizu 16 X、Meizu Note9、Meizu X8の9機種となっています。また、同氏はSnapdragon 865 5Gを搭載したMeizu 17やMeizu 17 Pro向けにも鋭意開発中で、Snapdragon 632を搭載したMeizu Note8も徐々に開発を進めていくことを明らかにしていますので、将来的には11機種のMeizu製品で利用することが出来るようになるでしょう。

 

現在は開発の初期の初期とみられるので、Android 11ベースのMoKee 110.0 ROMがリリースされる時期は不明ですが、開発がスタートしたということは非常に喜ばしいニュースとなります。

 

 

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