Armが2022年6月に発表したCortex-X3とCortex-A715の識別子が判明しました。識別子が判明すると、少しだけ騙されにくくなります。
公開されたデータによると、Cortex-X3の識別子は0xd4e、Cortex-A715は0xd4dと判明し、この識別子は16進法で記載されているので、10進法に書き直すと前者が3406で後者が3405となります。
判明した識別子はGeekbenchで活用できます。例えば、Snapdragon 8 Gen 2ではないかと疑われている製品の計測結果が見つかった時、識別子が3400であった場合は確実に嘘であると見分けることが出来ます。ちなみに、3400はCortex-X2を表しており、Snapdragon 8 Gen 1やDimensity 9000が採用しているCPUです。
ArmはTCS22に属する製品として新しいCortex-A510を発表していますが、こちらはTCS21で発表されたCortex-A510と同じ識別子を採用しています。
