中国政府の情報通信分野の主管庁である工業情報化部の直属組織の中国信息通信研究院(CAICT)が中国における2018年5月の携帯電話の総出荷台数の調査結果を微博に掲載しました。
2018年4月の調査結果は以下の記事をご覧ください。
2018年5月に出荷された携帯電話は3783.6万台の前年比1.2%増となっています。4月の出荷台数は3425.1万台の前年比16.7%減だったので盛り返したと見てもいいでしょう。
2018年1-5月の出荷台数は1.59億台で前年比19.0%減となっています。
2018年5月における4G対応携帯電話の出荷台数は3605.1万台の前年比1.7%増で、5月に出荷された95.9%に当てはまります。新機種は53種類です。
2018年1月-5月の4G対応携帯電話の出荷台数は1.51億台の前年比19.3%減で、1月-5月に出荷された94.0%に当てはまります。新機種は252種類です。
2018年5月における中国メーカーの携帯電話の出荷台数は3404.8万台の前年比0.5%減で、5月に出荷された90.0%が中国メーカーの携帯電話となっています。新機種は55種類で前年比53.2%減です。
2018年1月-5月における中国メーカーの携帯電話の出荷台数は1.42億台の前年比20.4%減で、1月-5月に出荷された88.8%が中国メーカーの携帯電話となっています。新機種は297種類で前年比33.0%です。
2018年が始まってからずっと前年を割る状態でしたが、5月になってようやくプラスとなりました。大きな要因としてSnapdragon 845を搭載したスマートフォンが多く発表されたことが考えられます。選べるスマートフォンの数が増えるというのはとても大事で、1台や2台だけ突出してもそのメーカーのファンしか買わないと思います。
中国TOPメーカー4社の、Huaweiは今年も好調、Xiaomiは今年も好調、OPPOとvivoは少し苦戦という状態です。MEIZUを含めた他メーカーは出荷台数を増やすというよりもいかに減る数を最小限にするのが大事になっていますので、スペックの近い機種を乱発したりスペックに見合わない価格を設定しないようにしたほうが良いかもしれません。
Source