Arm Cortex-X3、改善施すもCortex-X2比で消費電力が10%増

Arm Cortex-X3、改善施すもCortex-X2比で消費電力が10%増

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Snapdragon 8 Gen 1Dimensity 9000が採用しているCortex-X2の後継のCortex-X3は性能が微増で消費電力が増加する製品になると示唆されています。今回、改善を施しても消費電力が増加する未来が避けられない可能性が出てきました。

 

Cortex-X3はArmのCortex-X Costomの元に開発され、Cortex-X1やCortex-X2の後継製品として発表される予定です。Cortex-XはCortex-Aの性能強化版で、Snapdragon 8 Gen 1とExynos 2200、Dimensity 9000はPrimeコアとしてCortex-X2を1基採用しています。

 

IT関連に精通した韓国人によると、国内企業の2021年12月時点での検証ではCortex-X3の消費電力はCortex-X2比で13%増加し、現在までの検証でも前回と比較して3-4%減少しただけなので、実質的に10%増となっているようです。

 

検証は現在の最新のプロセス技術で行っているようですが、この消費電力の問題が3nm GAAで解決するとは到底思えないので、Android陣営は厳しい未来が待っています。というのも、QualcommとMediaTekとSamsungはCortex-X3の代替製品を有していないので、性能の向上を欲するならCortex-X3を採用する以外の道がありません。

 

SoC関連ではAppleの右に出る企業がありませんが、Cortex-X3の悪い情報が真実ならば、Appleのひとり勝ちの状態は2023年も続いていくでしょう。

 

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