新型iPad Proに搭載されているApple A12X BionicのGPU性能がGeekbenchから判明しました。先日CPU性能が判明し、Microsoft WindowsやmacOS向けのCPUに匹敵していることがわかりました。
Appleが新型iPadに搭載したApple A12X BionicはAppleの自社製SoCとしてはCPUに初めてオクタコア構成(4+4)を採用、GPUはヘプタコア(7コア)構成を採用したモンスター級のSoCとなっています。更に現在最小プロセスとなっている7nm製造プロセスを採用し、トランジスターは100億も集積しています。
今回姿を現したiPad Proは12.9インチ思われるiPad8,8(RAM 6GB)とiPad8,2(RAM 4GB)です。それぞれ1回ずつ計測されスコアは42,038点と42,043点となっています。
今回算出されたスコアを他のSoCと比較します。比較に使用したものはApple A10X Fusion、Apple A12 Bionic、HiSilicon Kirin 980、Qualcomm Snapdragon 845、SAMSUNG Exynos 9 Series 9810です。
Apple A12X Bionicが3万点の大台を飛び越え4万点へ到達。A10X Fusionから40%の性能向上に成功しています。ゲームやエンコード、その他の操作では確実にA12X Bionicの方が優れていることになります。
ちなみにNVIDIA GeForce GTX 1080 Tiは22万点となっていますのでApple A12X BionicはCPU性能ではPC向けCPUといい勝負をしますがGPUでは完敗です。ちなみにApple A12X Bionicに近いGPUは、GeForce GTX 950Mが約39,107点、GeForce GTX 680Mが40,998点です。
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