AnTuTu Benchmarkを提供しているAnTuTuは2021年Q1(1月-3月)における主流なスペックを公開しました。「主流なスペック」はQ1に計測されたさまざまな製品から割り出されているため、実際の市場とは異なる可能性があることは留意してください。
ディスプレイサイズは6.6インチが24.2%、6.7インチが21.4%、6.4%が14.5%で、18:9の隆盛以降大画面化が進み6.0インチ以上は当たり前となっています。解像度は2400x1080が34.3%、2340x1080が23.6%、その他が13.9%で、FHD+が主流です。
SoCのブランドはQualcommが62.1%、HiSilicon(HUAWEI)が18.3%、MediaTekが15.9%で、2020年の出荷台数はMediaTekが首位ですが、継続的にトップを維持しているQualcommが強いです。CPUのコア数は8コアが98.6%、4コアが1.0%、10コアが0.2%で、1+1+6構成や1+3+4構成など複数のバリエーションが組める8コアが主流です。
RAMの容量は8GBが54.4%、6GBが19.6%、12GBが17.4%で、ハイエンドの標準モデルとミドルレンジの上位モデルが採用する8GBが主流になりました。内蔵ストレージの容量は128GBが53.0%、256GBが34.3%、64GBが9.0%で、256GBが128GBを抜かすにはもう少し期間が必要でしょう。
AndroidバージョンはAndroid 10が55.5%、Android 11が32.6%、Android 9 Pieが6.8%で、2020年9月にリリースされたばかりのAndroid 11が約3割と非常に高い数値を記録しています。
これらの情報をまとめると2021年Q1の主流なスペックは、Android 10、6.6インチ FHD+(2400x1080)、Qualcomm製8コアCPU搭載SoC、RAM 8GB+内蔵ストレージ 128GBとなります。面白いことにMeizu 17とMeizu 17 Proは解像度以外は合致し、ユーザーが求めているものを正しく開発できたことがわかります。