Unisoc SC9863Aのベンチマークスコアが判明、Snapdragon 625やHelio P22に近い性能を発揮

Unisoc SC9863Aのベンチマークスコアが判明、Snapdragon 625やHelio P22に近い性能を発揮

中国のUnisoc(紫光展鋭)が開発提供しているUnisoc SC9863AのAnTuTuベンチマーク、Geekbenchのスコアが判明しましたので競合他社のSoCと比較します。

今回の比較対象はQualcomm Snapdragon 625、MediaTek Helio P22、HiSilicon Kirin 659です。

 

スペック表はこの様になります。製造プロセスの28nm HPC+はQualcommが2015年2月に発表された当時Snapdragon 618とSnapdragon 620(現Snapdragon 650/Snapdragon 652)が採用していた物に近いので、かなり古いプロセスを採用しています。製造プロセスは省電力化に期待できるところでもありますので、バッテリーの持ちに少し影響を及ぼしそうです。

この他CPUに採用しているARM Cortex-A55はこの比較表から考えると進んでいる世代を採用していますが、クロックはかなり低く設定されていますのでそれほど高いCPU性能にはならないと考えています。

 

Unisoc SC9863AのAnTuTuベンチマークスコアは73,477点でした。

CPU性能はA55コアを採用していますが低クロックに仕上がっていますのでそれほど良いスコアは出ておらず、Snapdragon 625やHelio P22よりも低い数値に。GPU性能も決して高いスコアは出ていませんので、PUBG等のGPUに高負荷をかけるゲームではカクつきが出るでしょう。しかし、これはSnapdragon 625やHelio P22でも同様なので、SC9863Aだけカクつくということは考えにくいです。

 

CPU性能を計測するのに長けているGeekbenchでのスコアはシングルコア性能が824点、マルチコア性能は3,444点という結果になりました。

シングルコア性能ではA55コアを採用していますが1.6GHzと低クロックなので2.0GHzや2.36GHzのA53コアよりも低い性能ということになりました。マルチコア性能は1.6GHz+1.2GHzと非常に低クロックですので圧倒的にスコアが低くなっています。

 

Unisoc SC9863Aを搭載しているスマートフォンの多くは価格が安く、20,000円未満で購入することが出来ます。そういう価格帯を購入する人はより高速な処理や高負荷なゲームをする傾向にないので、顧客のニーズに合ったプロセッサーであることは間違いありません。更に2019年の今、Helio P22を除いてAndroid 9 Pieを初期搭載したSnapdragon 625やKirin 659は販売されていないので、より最新のAndroid OSに触れる為に購入するという選択肢も間違っていません。

 

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