Samsung Exynos 9825のベンチマークスコアが判明、わずかな性能向上だが確実な性能向上

Samsung Exynos 9825のベンチマークスコアが判明、わずかな性能向上だが確実な性能向上

昨日発表されたSamsung Exynos 9825の初搭載機となるSamsung Galaxy Note10、Galaxy Note10 5G、Galaxy Note10+、Galaxy Note10+ 5Gが発表され、Exynos 9825のベンチマークスコアが判明しました。

今回利用するベンチマークはAnTuTuベンチマークとGeekbenchなので、実使用感については考慮していないことをご了承ください。ちなみに日本市場ではGalaxy Note10とGalaxy Note10+が投入されますがどちらのモデルもQualcomm Snapdragon 855を搭載していますので、Exynos 9825は国際市場向けに搭載されています。

 

スペック表はこの様になります。ベースモデルとなるExynos 9820との大きな変更点はARM Cortex-A75コアのCPUクロック数が2.31GHzから2.4GHzへ上昇、GPUクロック数が702MHzから754MHzへ上昇、製造プロセスは8nm LPP FinFETからEUV露光を用いた7nm EUV LPP製造プロセスへ向上しています。この他の点には差異はなく、Exynos 9825はExynos 9820から製造プロセスの微細化及びCPUとGPUクロック数が上昇したモデルという解釈で大丈夫です。

 

AnTuTuベンチマークの総合性能は341,446点でExynos 9820を上回ることに成功。ただ残念ながら今回利用したスコアはCPU性能がそれ程伸びておらず、逆にスコアが下がっている結果となりました。考えられるのは今回計測に使用されたGalaxy Note10+(SM-975F)に搭載されているファームウェアがプロトタイプ用になっているため、ベンチマークソフトでの計測を想定していないことが挙げられます。

GPU性能は702MHzから754MHzへ上昇したことでスコアが約4%向上。Snapdragon 855に肉薄するスコアが出ていますので全く問題のない性能ですが、Snapdragon 855 Plusには及んでいないため頂点の性能とは言えません。ただ、Huawei Kirin 980レベルでも持て余していると言っても過言ではありませんので、カクつきなどのユーザーに損が生じることはないでしょう。

MEM性能が異常に高いのはUFS 3.0を搭載しているためですが、それでも高すぎる性能が出ています。AnTuTuベンチマーク v7ではRAM容量や内蔵ストレージ容量によって結果は左右されないので、しっかりと差が現れるように調整されているAnTuTuベンチマーク v8での計測が楽しみです。

 

CPU性能を計測するのに長けているGeekbenchでの結果です。Exynos 9825は7nm EUVへ微細化し、わずかながらスコアが上昇しています。Exynos 9820は4,500点を出すこともありますが非常に稀で4,400点で安定している一方で、Exynos 9825は4,500点超えを安定しているため製造プロセスの微細化の意味は大いにあります。

マルチコア性能はA75コアが2.31GHzから2.40GHzへクロックアップしたことによってスコアが上昇することに成功しています。Exynos 9820で採用している10,543点は最高点に近いもので、一般的には10,300点前後で安定しているのでExynos 9825は正当にスコアが上昇していると考えることが出来ます。

 

製造プロセスの微細化、CPUとGPUクロックの上昇が結果として表れています。Exynos 9820では8nm LPP FinFET製造プロセスを採用していたので7nm FinFET製造プロセスを採用していたHuawei Kirin 980やSnapdragon 855、Apple A12 Bionicから出遅れていましたが今回のExynos 9825ではEUV露光を用いた7nm EUV製造プロセスを採用したことで一歩先を走っている状態になりました。

Samsung Exynos 9825を搭載したSamsung Galaxy Note10、Galaxy Note10 5G、Galaxy Note10+、Galaxy Note10+ 5Gは2019年8月23日より国際市場で販売開始となります。先程も記載しました通り日本市場ではSnapdragon 855搭載モデルが販売されるので、Exynos 9825搭載モデルが欲しい方は個人輸入等の様々なリスクが必要になることをご注意ください。

 

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