AnTuTu Benchmarkを開発提供しているAnTuTuによって2020年3月におけるAndroid OS搭載デバイスのスコアランキングが公開されました。対象はAndroid OSを搭載したデバイス、バージョンはAnTuTu Benchmark v8、ランキング掲載条件は1000件以上の計測、公開されているスコアは最高スコアではなく平均スコアです。
Qualcomm Snapdragon 865 5Gを搭載したスマートフォンでランキングが占領される形になり、実際には12位までSnapdragon 865 5G搭載機種です。1位はOPPO Find X2 Pro(12GB+256GB)で606,389点、2位はXiaomi Mi 10 Pro(12GB+512GB)で598,572点、3位はOPPO Find X2(8GB+256GB)で590,253点という結果になりました。
OPPO Find X2 ProはAndroid OSでのランキングで初めて60万点を超えました。OPPO Find X2 Proは120Hzの高リフレッシュレートディスプレイ、UFS 3.0 内蔵ストレージ+LPDDR5 RAMが功を奏しました。Xiaomi Mi 10 ProはGPU Driver V444にアップデートされ性能が大きく伸びましたが、UX性能がOPPO Find X2 Proの方が優れているために2位という結果に。
4位はRedmi K30 Pro(8GB+128GB)で589,607点、5位はvivo iQOO 3(12GB+256GB)で588,305点、6位はTencent Black Shark 3 Pro(12GB+512GB)で588,125点、7位はrealme X50 Pro 5G(8GB+!28GB)で588,055点、8位はvivo NEX 3S 5G(12GB+256GB)で586,577点、9位はXiaomi Mi 10(12GB+256GB)で579,550点、10位はTencent Black Shark 3(8GB+128GB)で570,723点となっています。
AnTuTuによるとnubia Red Magic 5GはMEM性能内のROM APP IOの計測中に異常が発生する状態で、スコアの公平性を保つために一時的に除外していると発表しています。
ミドルレンジ帯は依然としてMediaTek Dimensity 1000Lを搭載したOPPO Reno3 5G(8GB+128GB)が407,340点で1位、2位はSamsung Exynos 980を搭載したvivo X50 5G(8GB+128GB)で326,822点、3位はQualcomm Snapdragon 765G 5Gを搭載したRedmi K30 5G(8GB+128GB)で324,717点という結果になりました。
Dimensity 1000Lはハイエンド市場向けに発表されたDimensity 1000の低クロックモデルなのでハイエンドモデル向けと言えそうですが、OPPO Reno3 5Gはミドルレンジ市場向けに発表されていますので、AnTuTu Benchmarkの公開したランキングではミドルレンジ帯に含まれています。
ミドルレンジ帯ではHuaweiとHonorが採用するHuawei Kirin 820が発表され、現時点でのスコアは38万点を有しておりますのでExynos 980とSnapdragon 765G 5Gは少し弱いSoCになりそうです。