AnTuTu Benchmarkを開発提供しているAnTuTuによって2020年7月におけるAndroid OS搭載デバイスのスコアランキングが公開されました。対象はAndroid OSを搭載したデバイス、バージョンはAnTuTu Benchmark v8、ランキング掲載条件は1000件以上の計測、公開されているスコアは最高スコアではなく平均スコアです。
ハイエンドスマートフォンのランキングは全てQualcomm Snapdragon 865 5Gを搭載しており、Samsung Exynos 990やHuawei Kirin 990 5G、MediaTek Dimensity 1000/1000+の継い付いを許さない状況になっています。この表では10位まで記載されてますが詳しく見ると20位にDimensity 1000+を搭載したvivo iQOO Z1が登場するので、19位までSnapdragon 865 5G搭載機となります。そして、今回のランキングにはSnapdragon 865 Plus 5Gを搭載した機種が入っていませんが、これはルールの「1000件以上の計測」を満たさなかったと考えています。
1位はOPPO Find X2 Pro(12GB+256GB)で613,048点、2位はOPPO Find X2(8GB+256GB)で606,490点、3位はRedmi K30 Pro Zoom Edition(12GB+512GB)で601,706点という結果になっています。OPPO Find X2 ProとOPPO Find X2は6月のランキングに続いて1位と2位を獲得しましたが、3位のRedmi K30 Pro Zoom Editionは初登場となります。
4位以降はXiaomi Mi 10 Pro(12GB+512GB)で600,940点、5位はvivo iQOO Neo3(8GB+256GB)で596,141点、6位はOPPO Ace2(12GB+256GB)で595,408点、7位はvivo X50 Pro+(12GB+256GB)で595,404点、8位はrealme X50 Pro Play(12GB+128GB)で588,837点、9位はMeizu 17 Pro(12GB+256GB)で587,483点、10位はvivo iQOO 3(12GB+256GB)で587,087点となっています。
ミドルレンジスマートフォンは様々なSoCが登場しDimensity 1000L、Dimensity 820、Kirin 985、Kirin 820、Snapdragon 768G 5Gがあります。
1位はDimensity 1000Lを搭載したOPPO Reno3 5G(8GB+128GB)で442,925点、2位はDimensity 820を搭載したRedmi 10X 5G(8GB+128GB)で398,015点、3位は同じくDimensity 820を搭載したRedmi 10X Pro 5G(8GB+128GB)で397,214点という結果になり、TOP3をMediaTekが独占する形になりました。OPPO Reno3 5Gは唯一のDimensity 1000Lを搭載した機種で、Dimensity 1000Lはハイエンド向けのDimensity 1000のクロックダウンモデルとなっており、事実上はハイエンドの部類に入りますがOPPOがOPPO Reno3 5Gをミドルレンジスマートフォンとして発表しているため、ミドルレンジのランキングに入ります。
4位以降はKirin 985を搭載したHonot 30(8GB+256GB)で391,090点、5位はKirin 985を搭載したHuawei nova 7 Pro(8GB+128GB)で381,965点、6位はKirin 985を搭載したHuawei nova 7(8GB+128GB)で380,670点、7位はKirin 820を搭載したHonor X10(6GB+128GB)で362,648点、8位はKirin 820を搭載したHonor 30S(8GB+256GB)で358,362点、9位はKirin 820を搭載したHuawei nova 7 SE(8GB+128GB)で351,137点、10位はSnapdragon 768G 5Gを搭載したRedmi K30 5G Speed(6GB+128GB)で346,715点となっています。