MEIZUはAndroid 9 PieやAndroid 8.1.0 Oreoを搭載していた製品に対してAndroid 10ベースのFlyme OSを提供することを約束し、2020年7月からClosed Beta Userと共に多くのバグ修正を行ってきましたが、先日配信されたファームウェアのアップデート内容が非常に少なく、安定度が高くなっている様子が見られていますので、近い将来に安定版として多くのユーザーが利用できる可能性があると考えています。
MEIZUはMeizu 16s、Meizu 16s Pro、Meizu 16T、Meizu 16Xs、Meizu 16th、Meizu 16th Plus、Meizu Note9に対してAndroid 10ベースのFlyme OSを提供を約束しており、最新のファームウェアとしてFlyme 8.21.1.12 dailyをClosed Beta Userに提供していますが、公開されているアップデート内容が「いくつかの既知の問題の修正」と「システムの安定性を最適化」の2つになっています。以前までは特定のアプリの動作がおかしい問題を修正したり、一部のシーンにおいて再起動が発生する問題を修正したり、カメラの品質の問題を修正したりと具体的な修正を発表していましたが、今回のアップデート内容を見るといくつか簡素化されていることがわかります。
最新のAndroid OSはAndroid 11なので、MEIZUが一生懸命磨いているFlyme OSは1世代古いAndroid 10をベースとしていますが、Android OSの更新に対して一切の興味を示さなかったMEIZUがようやくアップデートを行うという状態なので、私はそれについては評価したいと思います。ただ、次のAndroid 11アップデートも行って欲しいと思っており、MEIZUの企業規模から考えると「すべての製品を更新しろ」というのは酷な要求になると思うので、最低でもSnapdragon 855、Snapdragon 855 Plusを搭載したMeizu 16s、Meizu 16s Pro、Meizu 16Tはアップデートして欲しいと思います。