moto g56 5Gが初搭載し、その次にmoto g66j 5Gとg66y 5Gが搭載、そしてInfinix HOT 60が搭載したDimensity 7060の情報をまとめました。同SoCはMediaTekが公式サイトに掲載していないのでわかっている範囲となりますが、存在の証明を残すためにまとめます。
また、この記事ではDimensity 7060とDimensity 7025、Dimensity 7020のAnTuTu Benchmark v11とGeekbench 6の性能を比較します。そちらが気になる人は長くなりますが下の方までご覧ください。
| 名称 | Dimensity 7060 | Dimensity 7025 | Dimensity 7020 (旧: 930) |
| CPU | 2x Cortex-A78
6x Cortex-A55 |
2x Cortex-A78
6x Cortex-A55 |
2x Cortex-A78
6x Cortex-A55 |
| 識別子 | 65_3393
65_3333 |
65_3393
65_3333 |
65_3393
65_3333 |
| リビジョン | r1p0
r2p0 |
r1p0
r2p0 |
r1p0
r2p0 |
| 動作周波数 | 2.60GHz
2.00GHz |
2.50GHz
2.00GHz |
2.20GHz
2.00GHz |
| GPU | PowerVR BXM-8-256 (MC1) | PowerVR BXM-8-256 (MC1) | PowerVR BXM-8-256 (MC1) |
| 動作周波数 | 950MHz | 950MHz | 950MHz |
| NPU/DSP | - | - | - |
| カメラ | ? | 2億画素 | 1億800万画素 |
| リフレッシュレート | ? | 120Hz (FHD+) | 120Hz (FHD+) |
| エンコード/デコード | Encode: 2K@30fps H.265, H.264
Decode: 2K@30fps H.265, H.264, MPEG-1/2/4, VP9 |
Encode: 2K@30fps H.265, H.264
Decode: 2K@30fps H.265, H.264, MPEG-1/2/4, VP9 |
Encode: 2K@30fps H.265, H.264
Decode: 2K@30fps H.265, H.264, MPEG-1/2/4, VP9 |
| RAM | ? | LPDDR5 (5500Mbps)
LPDDR4X (4266Mbps) |
LPDDR5 (5500Mbps)
LPDDR4X (4266Mbps) |
| ストレージ | ? | UFS 3.1 | UFS 3.1 |
| USB | ? | ? | ? |
| Wi-Fi | Wi-Fi 5 (11ac) | Wi-Fi 5 (11ac) | Wi-Fi 5 (11ac) |
| Bluetooth | Bluetooth 5.4 | Bluetooth 5.2 | Bluetooth 5.2 |
| 位置情報 | GPS, BeiDou, GLONASS, Galileo, QZSS | GPS, BeiDou, GLONASS, Galileo, QZSS, NavIC
(GNSS Freq: L1 + L5) |
GPS, BeiDou, GLONASS, Galileo, QZSS, NavIC
(GNSS Freq: L1 + L5) |
| 通信 | 統合: 5G Modem | 統合: 5G Modem
Sub-6GHz (DL: 2.77Gbps) |
統合: 5G Modem
Sub-6GHz (DL: 2.77Gbps) |
| 充電規格 | - | - | - |
| 製造プロセス | TSMC 6nm N6 | TSMC 6nm N6 | TSMC 6nm N6 |
| 型番 | MT6855TT | MT6855T | MT6855 |
| 公式サイト | - | MediaTek | MediaTek |
登場済みのDimensity 7060の主な仕様は、製造プロセスがTSMC 6nm N6、CPUは最大2.60GHzで動作するCortex-A78と最大2.00GHzで動作するCortex-A55を2+6構成で採用、GPUは最大950MHzで動作するIMG PowerVR BXM-8-256、RAM規格と内蔵ストレージ規格は不明、モバイルデータ通信は5Gをサポートします。
Dimensity 7025との違いはCPUに採用しているCortex-A78の動作周波数で、具体的には最大2.50GHzから最大2.60GHzに上昇しました。それ以外の点としてBluetooth 5.2から5.4になったことも挙げられますが、劇的に変わることはないので「より新しくなっている」とだけ認識していればいいです。
Dimensity 7020から型番がMT6855で共通しているので、Dimensity 7060の不明としているところはDimensity 7025と同じだと思いますが、不明な部分は不明なままにします。もしかしたら変わっている可能性もあり、断定するのは難しいためです。
Dimensity 7060のAnTuTu v11における性能は、CPU性能が280,455点、GPU性能が54,244点、MEM性能が140,542点、UX性能が218,737点で、総合性能が693,978点となりました。
CPU性能に注目すると、Dimensity 7020の性能を100%として基準にした場合、Dimensity 7025の性能は約107.7%、Dimensity 7060の性能は約112.4%となりました。Dimensity 7025比では約4.3%の性能向上で、微々たる差ではありますが確実に向上しています。
GPU性能については、搭載しているGPUが同じ、動作周波数が同じなので差はほとんどありません。ちなみに、このBXM-8-256の性能はDimensity 6300が搭載しているMali-G57 MC2よりも高いので、聞き慣れないGPUなので一瞬不安になると思いますが心配は無用です。
Geekbench 6におけるDimensity 7060の性能は、シングルコア性能が1,043点で、マルチコア性能が2,413点となりました。GeekbenchではIntel Core i3-8100の性能が1,000点に設定されており、基準点があります。
シングルコア性能に注目すると、AnTuTuと同じくDimensity 7020の性能を100%として基準点にした場合、Dimensity 7025の性能は約111.2%、Dimensity 7060の性能は約113.9%となりました。やはり、2.50GHzから2.60GHzに上昇するよりも、2.20GHzから2.50GHzに上昇したほうが向上幅が大きいです。ちなみにDimensity 7060の性能は、Dimensity 7025比で約2.4%向上しています。
マルチコア性能では、同じくDimensity 7020を100%として基準とすると、Dimensity 7025の性能は約104.6%で、Dimensity 7060の性能は約106.1%となりました。シングルコア性能よりも向上していない理由としては、Cortex-A78が2基と割合として少なく、Cortex-A55に変更がないためです。とは言え、5%や6%であっても確実に向上していることには違いありません。ちなみに、Dimensity 7060の性能は、Dimensity 7025比で約1.4%の向上です。
現時点で日本市場においてDimensity 7060を搭載しているのはmoto g66j 5Gと、moto g66y 5Gです。前者はSIMフリー市場向けでRAMが8GBですが、後者はY!mobile向けでRAMが4GBに減っています。
長く快適に使うことを目的にしているのであればmoto g66j 5Gがおすすめですが、より安く手に入れたいと思うのであればmoto g66y 5Gがおすすめです。自分に合った方を選んでください。




