創立21周年を記念するMeizu 21シリーズは2023年Q4 (10月-12月)の発表が有力であるため、さまざまな情報がリークされ続けています。しかし、残念なことに今回のMeizu 21シリーズに関する情報は少し悲しいです。
中国の情報通の@数碼閑聊站氏は、Meizu 21シリーズは写真や動画などのカメラ周りの進歩はあまりなく、主にディスプレイと質感のアップグレードに重きをおいていると明らかにしました。
そして、性能に関してはSoCを更新するだけとしており、これはSnapdragon 8 Gen 2から最新のSnapdragon 8 Gen 3に変更されることを意味しているでしょう。文字では「更新するだけ」ですが、Snapdragon 8 Gen 3は供給価格がさらに高価になるため、性能の部分で前世代の製品を上回るのは大事です。
ディスプレイの進化については標準版のMeizu 21がBOE製からサムスンディスプレイ製に変更されるとしていますが、Pro版のMeizu 21 ProはXiaomi 14シリーズなど同価格帯の製品と比較して優れているとされているだけで、詳細な情報は不明です。Meizu 21 Proのディスプレイも進化するのであればそれは喜ばしいことです。
カメラ周りに進歩がないとされていますが、最初期に流れた情報は大型の5000万画素のセンサーを採用するというものでしたので、それが本当であれば進化する予定でしたが、最新の情報ではその採用予定が白紙になった可能性があります。
今年のXiaomi 13 Ultraやvivo X90 Pro+はSonyの5000万画素の1型センサー (IMX989)を採用していましたが、Meizu 20 Proではコスト面を考えたのかこのセンサーを扱うノウハウがなかったのか採用を見送り、カメラの部分で大衆を訴求することは出来ませんでした。
現在の製品はカメラをいかに進化させるかが重要視されていますが、今回の情報ではそれが行われない可能性が出てきました。ディスプレイや質感の進化は行われるので後継製品としてふさわしいものにはなりますが、前述の通りカメラに進化がなければ大きな魅力のない製品になるかもしれません。