Redmi Note 12 Turboが初搭載し、高性能な製品として多くの注目を集めているSnapdragon 7+ Gen 2ですが、後継製品のSnapdragon 7 Gen 3は性能を調整する可能性が出てきました。
中国の情報通の@数碼閑聊站氏によると、「Snapdragon 7+ Gen 2は性能と電力効率で確かな製品となっていますが、チップセットの価格が高価でQualcommからの購入は難しく、今年の製品でもSnapdragon 778G 5GやSnapdragon 7 Gen 1を搭載するでしょう」と明らかにしました。
Snapdragon 7+ Gen 2は確かに優れた性能と電力効率の実現に成功し、従来製品のSnapdragon 7 Gen 1と比較してまったくの別物に進化しました。しかし残念なことに搭載した製品は依然として少なく、中国市場ではRedmi Note 12 Turboとrealme GT Neo 5 SE、国際市場ではPOCO F5しかありません。
確かに、最近ではSnapdragon 7 Gen 1を搭載した製品がいくつか発表されており、最新のSoCを使用していない企業があります。また、OPPOは2023年5月に発表した最新の製品のひとつのOPPO Reno10 (型番: PHW110)で、古いSoCのSnapdragon 778G 5Gを搭載しました。
そして、同氏は「そういったことから、Snapdragon 7 Gen 3は仕様を下げて以前のシリーズの水準に戻す予定だ」と明らかにし、Redmi Note 12 Turboが搭載したSnapdragon 7+ Gen 2がいかに異様なものであったのかが理解できます。
Snapdragon 7+ Gen 2はCPUにCortex-X2が採用されましたが、以前のシリーズの水準にまで調整されると予測されているSnapdragon 7 Gen 3はCortex-A715やCortex-A720を採用することになるでしょう。そのため、性能が下がることは間違いないので、後継SoCではありますが悪い意味でまったくの別物になるでしょう。