TSMCが3nmの量産が遅れる報道を否定、進捗状況に変化はないと反論

TSMCが3nmの量産が遅れる報道を否定、進捗状況に変化はないと反論

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台湾のTSMCは3nmプロセスノードを2022年Q4に量産を開始する予定でしたが、韓国のメディアは量産が遅れる可能性があると伝えました。こういった報道が流れましたが、同社は依然として進捗に影響はないと反論しました。

 

報道によると、TSMCの3nmの主要顧客が注文をキャンセルしたため、TSMCの3nmの生産能力に影響が生じたと噂されました。同社の3nmはひと月に約10,000個を生産しますが、この数は当初目標としていた計画を大幅に下回るようです。その結果、同社はリサイクルウェーハや消耗品を含むサプライチェーン・パートナーへの注文を最大40%から50%も削減するとされています。

 

そういった報道がありましたが、TSMCは3nmの進捗状況に変更はないと強調したようです。同社は10月の企業説明会で、3nmは期待どおりで歩留まりがよく、2022年Q4には量産を開始する予定と話していました。最先端の技術が集積した3nmは、2023年には安定した量産が可能になると予想されています。

 

TSMCのCEOの魏哲家(Wei Zhejia)氏は、10月に開催されたカンファレンスで、2023年の3nmの収益貢献度は、2020年の5nmの生産初年度の収益貢献度よりも高くなる見込みと話しており、同社は3nmに並々ならぬ期待を抱いているようです。

 

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