Appleが2022年のMacBook AirやMacBook Proが搭載したApple SilliconのM2の後継製品となるM3の開発に着手したと台湾の媒体の工商時報が報じました。
Appleの新しいApple SilliconのM3はコード名「Palma」で開発が行われており、TSMCの3nmのN3Eで製造される予定です。N3EはN3の改良版で、N3はN5と比較して最大15%の性能向上と最大30%の消費電力の改善が期待できるため、N3EはN3と比較してさらに性能や消費電力の改善が期待できます。
最新の情報によるとN3Eは2023年の下半期から2024年の上半期に量産を開始すると伝えられているため、開発が噂されたM3は2024年の上半期に発表される見込みです。M3は、M1やM2と同じくMacBook AirやMacBook Pro、iPad Pro、iPad Airなどが搭載する予定です。
また、AppleはM2とM3の間にM2 ProとM2Xを発表する予定で、M2 ProはTSMCの5nmに基づくN5P、M2XはTSMCの3nmに基づくN3で製造されるようです。M1から始まったApple Silliconの拡大はとどまることを知らず、Appleの開発力とTSMCの技術力の組み合わせによってさらに進化していくでしょう。
そして、iPhone 15 Pro系列とiPhone 16系列が搭載予定のApple A17 BionicもTSMCの3nmに基づくN3で製造される予定で、TSMCとAppleの結びつきは更に強くなるでしょう。