Meizuの製品はAndroidベースのFlymeを搭載しており、最新版はFlyme 9/Flyme 9.2です。この最新版でSIMカードの名称を“ある文字列”に変更すると、SIMが挿入されていないと認識され、SIMの設定が行えなくなる不具合がCoolapk(酷安)で発見されました。
Android搭載製品の多くはSIMカードの名称を変更できますが、Flyme 9搭載製品で中国語設定の場合は「无 SIM 卡」、英語設定の場合は「Absent」に名称を変更すると、SIMカードが挿入されていないと認識されることが明らかになりました。(これらの文字列は日本語で「SIMカードがありません」を意味します)
名称を変更する前に5G接続やAPN、ローミング接続の設定を行っていればそのまま使用できますが、それらを設定する前に名称を変更するとSIMカードが使用できない状態になります。
ただ、治す方法として中国語で「无 SIM 卡」を設定した場合は言語を英語に変更、英語で「Absent」を設定した場合は中国語へ変更すると名称の変更などが行えるようになるため、不具合ではありますが深刻な不具合まではいかないと思います。
プログラム上の設定ミスだと思うので、近く配信されるファームウェアにて修正されると思います。ちなみに、この問題を受けてColorOSやOne UI 4、MIUI 12.5で名称を変更して同様の問題をチェックした人がいますが、残念ながらFlyme 9環境限定で起きる不具合でした。