2021年1月12日に行われたExynos 2100の発表会の中でSamsungのシステムLSI事業部のVP兼GMのDr. Inyup Kang氏は、次世代RDNAベースのGPUの統合に関するAMDとの提携が、次世代のフラッグシップ製品となるExynos SoCで実現することを明らかにしました。
SamsungとAMDは2019年6月にSamsungがAMDのRDNAベースのGPUアーキテクチャのライセンスを取得し、パートナーシップ契約の締結の発表を行っていましたが、今回の発表によって、Exynos SoCにRDNAベースのGPUアーキテクチャを採用した独自開発と言えるGPUが搭載されることになります。パートナーシップ契約の締結は数多のメディアで報じられましたが、具体的な採用年がSamsungやAMDからは明らかにされていないため、5年は猶予を持ったほうがいいと書いているメディアが多かったように思います。
Dr. Inyup Kang氏はRDNAベースのGPUが採用された製品は次世代のフラッグシップExynos SoCであることを明らかにしているため、例年SamsungはフラッグシップExynos SoCをQ4(10月-12月)に発表しているので、2021年内に発表される可能性があります。そして、Exynos 2100の存在が明らかになったのは2020年9月なので、このSamsung+AMDのExynos SoCは年内Q3(6月-9月)に詳細なスペックが明らかになるでしょう。