先日販売が開始となったMeizuのフラッグシップスマートフォンのMeizu 16s Proはイヤホンジャックが搭載されていない製品ですが、付属品としてUSB Type-C to 3.5mmイヤホンジャックは付属されないことが確認できました。
昨今のフラッグシップスマートフォンは様々な性能や機能を搭載したいがために占有スペースの大きいイヤホンジャックを排除する方向にあります。これによって3.5mmプラグを有しているイヤホンやヘッドホンでは音楽などを聞くことが事実上不可能になりますが、企業はその様な人たちのためにUSB Type-C to 3.5mmイヤホンジャックを付属させています。この変換アダプターを利用することで従来にように音楽を聞くことが出来ます。
ただ残念ながらMeizu 16s Proはその変換アダプターが付属しておらず、別のスマートフォンで変換アダプターを持っているならばまだ大丈夫ですが、その様な製品を初めて購入した人は音楽が聞けない状況にあります。これは非常に不親切で、到底許されるべきではないと思っています。
なぜこの様な変換アダプターを付属させないのか、というのはMeizuの発表している製品を見れば理由はしっかりとあります。Meizuはオーディオチップが内蔵されている変換アダプターのMeizu HiFi DAC Headphone Amplifier PROとMeizu HiFi DAC Headphone Amplifierを発表しており、Meizuとしてはそれを使用して音楽を聞いてもらいたいと思っています。
更にUSB Type-Cポートに直結することが出来るMeizu EP3Cを発表していますので、オーディオにこだわっているMeizuとしてはぜひとも自社の優れた製品で音楽を聞いてほしいと思っているのでしょう。
しかしながら通常の変換アダプターすら付属していないのはスマートフォンの“付属品”としていかがでしょうか。私は非常に不親切だと思っています。