MEIZUのCSO(チーフストラテジーオフィサー/最高戦略責任者)を担っていた楊柘(Jeffrey Yang)氏が離職している可能性が高いことがわかりました。
楊柘氏はSamsungのCMO(チーフマーケティングオフィサー/最高マーケティング責任者)やHUAWEIのCMO、TCLのCOO(チーフオペレーティングオフィサー/最高執行責任者)を務めた方で、HUAWEIでは今では超有名なMateシリーズの成長をさせた立役者、TCLでは「Tout Comme La Vie宛如生活(人生のように)」というコンセプトを発表し、TCLの売上に大きく貢献した実力のある人です。鳴り物入りでMEIZUに入社し、高級副総裁の役職で働いていました。ただ、同氏は役員の私物化が報じられ一時は大炎上にまで発展したことがります。
同氏の離職報道は過去に数回ありましたが、全てCEOの黄章(Jack Wong)氏によって否定されていました。それから月日が経ち、2018年12月に発表された役員人事名簿に楊柘氏の名前がなく、更には同氏が掲げた「惟精惟一(唯一無二の製品を作る)」のロゴが工事によって取り外されていることが確認され、離職は確実ではないかと言われていました。そんな中、彼が登録しているビジネス特化型SNSの「LinkedIn」のプロフィールが変更されていることがわかりました。
職歴の欄を見てみると、MEIZUに在籍していたのが2017年5月から2018年12月になっており、上にあるUCESCCのように“現在”と書かれていません。つまり、彼の職歴では2018年12月にMEIZUを離職していることになります。
2019年1月現在、微博の楊柘氏は魅族科技高級副総裁として認証を通過しているので離職はしていないことになっています。実際のところは不明ですが、LinkedInでは離職していることになっているので、後にプロフィールが変更されるでしょう。