Qualcomm Snapdragon 845を搭載したMeizu 16thとMeizu 16th Plusの開発に力を入れている中国の開発者がTWRP、MIUI 10とLineage OS 16の次にMoKee ROMの導入に成功したことを報告しました。
この開発者はMIUI 10やLineage OS 16をProject Trebleを利用したカスタムROMのsGSI(Semi Generic System Image) ROMを利用してインストールしていますので、今回のMoKee ROMもsGSI ROMを利用していると考えています。今の所Meizu 16thとMeizu 16th PlusはAndroid 8.1.0 OreoをベースとしたFlyme 7.1が最新バージョンとなっているので、カスタムROMが導入できるとMEIZUが提供していないAndroid 9 Pieを先にインストールできます。
Project Trebleのサポートが完全であるならばほぼ全てのカスタムROMのインストールが可能になるので、Snapdragon 845を搭載しながらイヤホンジャックを有するMeizu 16thは人気が出る可能性を秘めています。
開発者は「TWRPの導入は複雑なので、今は質問をしないで私がツールをリリースするまでもう少し待ってください。それ(TWRPの導入やツールの作成)が簡単なのであれば私以外の開発者が既にリリースしています。」と発言をし、ツールの配布に力を入れることを報告しました。つまり、「今は待つ」ことしか出来ません。
ツールがどの程度助けてくれるのかわかりませんが、一番複雑な部分を助けてくれるならば待つ意味はあるでしょう。MEIZUはMeizu 16thの他に大画面モデルのMeizu 16th Plusを発表し販売していますが、こちらは中国市場限定となっています。今回、TWRPの導入が容易になれば中国モデルしかないMeizu 16th Plusを購入する意味も出てきますので、6.5インチのディスプレイで様々なことをしたい人はより一層開発者がツールを作成してくれることを祈りましょう。