日本の著名なメディアであるblog of mobileはMNOとして展開する楽天モバイル向け5G通信対応スマートフォンとなるZTE ZR01をBluetooth SIGの認証にて既に捕捉していましたが、ついこの前にCPU性能を計測するのに適しているGeekbenchにて姿を表したという報告を行ったため、開発者コードを利用してZTE ZR01を詳しく見ていきます。
ZTE ZR01はAndroid 10+RAM 6GBで、シングルコア性能は605点でマルチコア性能は1,816点という結果になっています。マザーボード欄にはfonyとZTE ZR01の開発コードと思われる記載があるだけで、Processor Information項目のName欄にはQualcomm Qualcommの記載があるのでSnapdragonを搭載することが明らかになっていますが、具体的にどのSoCを搭載しているのか明らかにはなっていません。
開発者コードを利用して詳しく見てみるとZTE ZR01に搭載されているSoCはCPUは1x2.40GHz+1x2.21GHz+6x1.80GHz、GPUはAdreno 620となっているのでSnapdragon 765G 5Gを搭載します。Snapdragon 765 5Gの場合は最大周波数は2.3GHz、Snapdragon 768G 5Gの場合は2.8GHzとなります。
この他ビルド番号を見ることが出来ますが“ZR01 a22.0”となっており、blog of mobileがBluetooth SIGにてZTE ZR01を発見したときのバージョンは“RMI_JP_ZR01_V3.0”と記載されているので、命名方式が大幅に変わっています。この命名方式はおそらくZTEにとって初めてとなっており、例えばディスプレイ下にカメラを内蔵したZTE Axon 20 5G(A2121)は“ZTE_A2121V1.0.0B04”、ZTE Axon 11 SE 5G(ZTE 9000N)の場合は“GEN_CN_9000N_V12.2”となっています。