既に存在が明らかになっている楽天モバイルのオリジナルブランド製品となるRakuten HandとみられるTinno P710がGeekbenchに登場しました。
Rakuten Handは日本の著名ブログblog of mobileの情報によりますとTinno P710が技適を通過し、その後Wi-Fi認証やBluetooth SIG認証によって楽天モバイル向けスマートフォンであることが明らかになっています。楽天モバイルは9月30日に開催した「楽天モバイル5Gプラン発表」にて4G通信に対応したRakuten Handの存在を明らかにしており、最近の技適などの様々な認証機関の通過や楽天モバイルが11月4日に「楽天モバイル プレスカンファレンス」を開催することを明らかにしているので、Tinno P710がRakuten Handではないかと予想されています。また、オリジナルブランド製品のRakuten MiniもTinno製Tinno C330となっていることも鑑みてTinno P710がRakuten Handの可能性を高めています。
そこでGeekbenchにてTinno P710がいくつか計測されていることが明らかになったため隠しコードを利用して詳細を見てみると、CPUは2+6のオクタコア構成で周波数は2.32GHz+1.80GHz、GPUはAdreno 618となっているため、Qualcomm製品のSnapdragon 720GとSnapdragon 732Gが当てはまります。楽天モバイルは9月に開催した発表会にてRakuten HandがSnapdragon 720Gを搭載していることを明らかにしていますので、Rakuten Handと見られるTinno P710はSnapdragon 720Gを搭載しています。
Tinno P710がRakuten Handであった場合は楽天モバイルのオリジナルブランド製品はRakuten BIGがSnapdragon 765G 5G、Rakuten HandがSnapdragon 720G、Rakuten MiniがSnapdragon 439となっているため、多くの人の需要に応えることが出来る製品展開を行っています。Snapdragon 8シリーズを搭載したオリジナルブランド製品が存在していませんが、楽天モバイルで販売されている製品としてSHARP AQUOS R5GがSnapdragon 865 5Gを、Samsung Galaxy S10とGalaxy Note10+がSnapdragon 855を搭載し棲み分けが出来ていますので、高価格かつハイエンドなオリジナルブランド製品を発表する意味は今のところ薄いと考えています。
楽天モバイルによりますとRakuten Handの主なスペックは5.1インチの有機ELディスプレイ、SoCはSnapdragon 720G、リアカメラは4800万画素+深度測位、フロントカメラは1600万画素となっています、バッテリー容量は2800mAh。Geekbenchでの情報はAndroid 10、RAM 4GBがあります。この他顔認証対応、ディスプレイ指紋認証対応、おサイフケータイに対応していることが明らかにされています。