11月11日に行われた中国における最大のセール、独身の日(双11)での携帯電話(フィーチャーフォン・スマートフォン)の売り上げランキングが公開されました。
販売金額
1位はApple、2位はXiaomi、3位はhonor、4位はHuawei、5位はvivo、6位はOPPO、7位はMEIZU、8位はSAMSUNG、9位はMeitu、10位はnubiaとなりました。
1台分の金額が高いのでAppleが有利なランキングになりますが、昨今のAppleはブランドイメージの低迷で売上が心配されていました。
このランキングを見ると中国ではまだまだ人気があるようです。
2位はXiaomiで、Xaiomiはセールになると高価格帯のモデルではなく低価格のモデルが飛ぶように売れるので2位になっているというのは非常にすごいことです。
3位、4位はhonorとHuawei、この2つを合算することでAppleやXiaomiに追いつくのか追い越すのかはわかりませんが、まだまだHuaweiは成長を続けます。
5位はvivoで、新機種(vivo X20/X20 Plus)の発表がつい最近に行われたため、高い順位に位置しています。
6位はOPPOで、Snapdragon 660を搭載したOPPO R11sを引っさげてきましたが、順位自体は高いですがOPPOは満足していないと思います。
7位はMEIZUで、MediaTek Helio X30を搭載したMeizu PRO 7-HやPRO 7 Plusの価格を下げてまで挑みましたが7位という結果に。
8位はSAMSUNGで、中国市場では思うように売上が伸びていませんでしたが、ここに来て中国市場も捉えようとしています。
9位はMeitu、女性に特化したカメラ機能を首都したスマートフォンを販売しており、ターゲットが完全に分かれている中で高順位だと思います。
10位はnubia、ZTEの子会社ではなくなってから初めてのセールで高順位に位置し、「真のベゼルレススマートフォン」ことnubia Z17sやnubia Z17 miniSが人気だったのでしょう。
販売台数
1位はXiaomi、2位はhonor、3位はApple、4位はHuawei、5位はMEIZU、6位はvivo、7位はOPPO、8位はNewman、9位はMeitu、10位はSAMSUNGとなりました。
金額ランキングよりも高順位に位置しているメーカーは低価格から中価格が売れていることになります。
1位はXiaomiで圧倒的存在感を放っています。
2位はhonorで○○ liteといったモデルが売れています。
3位はAppleで販売台数でも高順位に位置しています。
4位はHuaweiで、Huawei Mate 10を筆頭に色々なモデルが売れています。
5位はMEIZUで、Meizu M6とMeizu M6 Noteが主に売れています。
6位はvivoで、2016年のモデルとなるvivo X9が売れています。
7位はOPPOで、OPPO R9やOPPO R11が売れており、OPPO R11sはこのセールでは思うように売れていません。
8位はNewmanで、聞きなれないメーカーですがこちらはフィーチャーフォンを販売しており、スマートフォンが多くを占める中異彩を放っています。
9位はMeituで、こちらは高価格帯のスマートフォンが主ですが高順位に位置しています。
10位はSAMSUNGで、Galaxy S9 Proを始めとするミドルレンジからGalaxy S8/S8+/Note8の売上が好調なのでしょう。
販売金額(スマートフォン)
1位はApple iPhone 8 Plus、2位はhonor ChangWan 7X、3位はApple iPhone 8、4位はXiaomi Redmi 4A、5位はApple iPhone X、6位はHuawei Mate 10、7位はXiaomi Mi 6、8位はXiaomi Redmi 4X、9位はApple iPhone 6s Plus、10位はhonor 9。
iPhone 8 PlusとiPhone 8が6,688元と5,688元で、間に位置している2位のhonor ChangWan 7Xは1,599元なので、途轍もない数のスマートフォンが売れていることになります。
販売台数(スマートフォン)
1位はXiaomi Redmi 4A、2位はhonor ChangWan 7X、3位はXiaomi Redmi 4X、4位はhonor ChangWan 6、5位はApple iPhone 8 Plus、6位はApple iPhone 8、7位はXiaomi Mi 6、8位はhonor 8 lite、9位はhonor 9、10位はXiaomi Mi 5Xとなりました。
金額ランキングで4位に入っていたXiaomi Redmi 4Aが1位になり、699元で販売されているので、2位のhonor ChangWan 7Xとはダブルスコアぐらいありそうです。
7位のXiaomi Mi 6は廉価モデルとなる4GB+64GBのモデルを販売したことによって売上が伸びているのでしょう。
参考
1000元 -> 約16,000円
2000元 -> 約32,000円
3000元 -> 約49,000円
0~999元
1位はXiaomi Redmi 4A、2位はXiaomi Redmi 4X、3位はhonor ChangWan 6、4位はMeizu M6、5位はXiaomi Redmi Note 4Xとなりました。
Xiaomiが過半数を超える中でMEIZUはMeizu M6が4位にランクインし、MEIZUの売上を助けています。
1000~1999元
1位はhonor ChangWan 7X、2位はhonor 8 lite、3位はXiaomi Mi 5X、4位はMeizu M6 Note、5位はHuawei ChangXiang 7となりました。
こちらのランキングではHuawei(honor)が強い中でMeizu M6 Noteが4位にランクイン。
Qualcomm製プラットフォームを3年ぶりに採用したことで注目が集まり、このような結果になったのでしょう。
2000~2999元
1位はXiaomi Mi 6、2位はhonor 9、3位はApple iPhone 6、4位はXiaomi Mi Note 3、5位はvivo X9となりました。
1位のXiaomi Mi 6は値段が変更されたことによってコスパが良くなり、売上が伸びたのでしょう。
5位のvivo X9に至っては去年の11月に発表されたスマートフォンで、まだまだ売れ続けているというのは本当にすごいことです。
3000元~
1位はApple iPhone 8 Plus、2位はApple iPhone 8、3位はHuawei Mate 10、4位はApple iPhone 6s Plus、5位はApple iPhone 7となりました。
Appleのランキングになることを阻止した3位のHuawei Mate 10はHiSilicon製新SoCのKirin 970を搭載したAI機能をポイントとしたスマートフォンです。
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