Meizuが5月8日に開催した魅族 17 系列 5G 旗艦発布会(Meizu 17シリーズ 5G通信対応フラッグシップ発表会)で発表したMeizu 17 Proと、台湾の蔡暁芳(Tsai Hsiao-Fang)氏が創設した陶磁器の工房の暁芳窯(ぎょうほうがま)とコラボしたMeizu 17 Pro 暁芳窯藝術典蔵版を予定通り2020年5月25日10:00(中国時間)より販売を行うと明らかにしました。
Meizu 17 Pro 暁芳窯藝術典蔵版は通常のMeizu 17 Proと比較して背面に蔡暁芳(Tsai Hsiao-Fang)氏のサインが描かれ、更に中国茶を嗜む際に必要となる茶杯(汝窯葵口盞杯)が付属しています。スマートフォンと芸術品が一緒になったものということで迷走しているとの声も聞かれますが、Meizuは昔から芸術に対してはこだわりがあり、特に現れている部分としてMeizu 16thやMeizu 16sの対称美学、Meizu 17で採用した右上のパンチホール+白ベゼルが挙げられます。そのため、芸術品を生み出す所とのコラボは理解ができると思います。
更にこの暁芳窯(ぎょうほうがま)は昔の中国本土の陶磁器をリスペクトして製造している(とMeizuは解釈している)ようで、今回付属する茶杯(汝窯葵口盞杯)も中国の宋(そう/Song/960年-1279年)の青磁(せいじ)を承継したものとなっています。この茶杯もただ継承したものではなく現代的な新しいデザインも組み込まれており、そのひとつとして自然に開いた花びらのような造形になっていますので高い技術が伺えます。
発表会では5月20日10:00(中国時間)より販売開始と発表し、今回5月22日に予定通り販売することを告知しています。Meizuに限らず何かとコラボした製品は販売が遅れることが稀にあるため、予定通り販売ができるというのは流す意味のある情報だと考えています。モデルはRAM 12GB+内蔵ストレージ 256GB(LPDDR5+UFS 3.1)、価格は9999元(約151,000円)に設定され、魅族商城と天猫、京東にて販売が行われます。
ちなみに付属する茶杯はタオバオでは一対で9960元(約150,000円)、単体で4980元(約75,000円)となっているため、このコラボした製品は決して高くはない価格設定だとは思います。ただ、スマートフォンを購入することを考えると高い価格設定であることは否定できません。