Sony ChinaがFlymeの血が入ったXperia 5 Vを発表、8GB+256GBモデルが6999元 (約141,000円)

Sony ChinaがFlymeの血が入ったXperia 5 Vを発表、8GB+256GBモデルが6999元 (約141,000円)

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Sonyの中国法人となるSony Chinaは2023年9月1日にXperia 5 V (エクスペリア ファイブ マークファイブ) (型番: XQ-DE72)を発表しました。

 

Xperia 5 VはXperia 5シリーズの5代目の製品となり、初代Xperia 5は2019年9月に発表されました。基本的にXperia 5シリーズはQ3 (6月-9月)の9月に発表されますが、Xperia 5 IIIは2021年4月でQ2 (4月-6月)に発表され、9月に販売を開始しました。

 

今回のXperia 5 Vの主なスペックは、Android 13、120Hz 6.1インチ 21:9 FHD+ (2520x1080) HDR OLED、Snapdragon 8 Gen 2、RAM容量は8GB、内蔵ストレージ容量は256GB、外部ストレージ対応 (最大:1TB)、背面のカメラは4800万画素 (広角)+1200万画素 (超広角)、前面のカメラは1200万画素、バッテリー容量は5000mAh、重量は約182gです。

 

SIMトレイはnanoSIM + nanoSIMもしくはnanoSIM + MicroSDカードの排他利用で、Xperiaは昨今のフラッグシップ製品と異なってMicroSDカードの利用ができることが大きな魅力のひとつです。

 

Snapdragon 8 Gen 2を搭載しているので5G通信に対応し、Sub-6GHz帯が利用できます。5Gを利用した通信と通話はChina Mobile (中国移動)、China Unicom (中国聯通)、China Telecom (中国電信)、China Broadnet (中国広電)で、4G利用した通信と通話も同様の事業者で利用できます。

 

対応バンドは5G NRはn1、n3、n5、n7、n8、n28、n38、n40、n41、n77、n78、n79に対応しています。4G LTEはB1、B2、B3、B4、B5、B7、B8、B12、B13、B17、B19、B20、B25、B26、B28、B29、B34、B38、B39、B40、B41、B46、B66が利用できます。

 

この他の通信としてWi-Fi 6E (11ax)、Bluetooth 5.3に対応し、大きな特徴として3.5mmイヤホンジャックが搭載されています。防塵防水はIP65とIP68で、本体サイズは約154 x 68 x 8.6mmとなっています。

 

カラー展開はブラック系統の黒、シルバー系統の銀、ブルー系統の藍、価格は8GB+256GBモデルが6999元 (約141,000円)に設定されています。

 

Sonyの製品をReaMEIZUが取り上げる理由として、Sony ChinaとMeizu Telecom Equipmentが戦略的パートナーシップを締結していることです。Flymeで利用できるいくつかのアプリと機能がXperiaで利用可能で、App StoreやGallery、Data Migrationなどが利用できます。

 

Xperiaは確かな完成度とSonyの製品ということで人気がありますが、中国市場ではGoogleが利用できないのでそれの代替方法を探す必要があります。しかし、この部分でSonyはうまくいっていなかったようで、Flymeを開発・提供しているMeizuと手を組むことで弱かった部分を補うことに成功しています。

 

しかし、懸念点としてはFlyme Appが理由でAndroid OSアップデートが遅れる時があり、例えば、Xperia 1 IVとXperia 5 IVのAndroid 13へのアップデートはヨーロッパ市場では2022年11月に提供されましたが、中国市場向けは2023年2月に配信されました。

 

そのため、Sony側はOSアップデートの準備が整っているが、Meizu側によってOSアップデートができないジレンマを抱えるときがありますので、Meizu側の早急な対応によってアップデートが出来るのか出来ないかが左右されています。

 

ただ、現時点ではいくつかのアプリがAndroid 14 (API 34)に対応している様子が見受けられており、2023年5月に発表されたXperia 1 Vや今回のXperia 5 Vは他の市場と同じようにAndroid 14アップデートが提供されるかもしれません、

 

 

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