Snapdragon 8 Gen 4の価格は250ドルを超える見通し、フラッグシップ製品はさらに高価に

Snapdragon 8 Gen 4の価格は250ドルを超える見通し、フラッグシップ製品はさらに高価に

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Qualcommは2024年末から2025年のフラッグシップ製品向けにSnapdragon 8 Gen 4を開発していますが、その価格が250ドル (約37,000円)を超える見通しであることが明らかになりました。これは搭載する製品の価格に転嫁されるため、わたしたちに関係のあるニュースです。

 

台湾メディアの工商時報によると、QualcommがSnapdragon 8 Gen 4の値上げを行っており、その価格は前世代よりも25%ほど高いとしています。Snapdragon 8 Gen 3のチップ価格が200ドル (約29,500円)ほどとされていますので、単純に計算するとSnapdragon 8 Gen 4の価格は250ドルになります。

 

業界によるとこの値上げの要因として挙げられているのは、ウェハのコストが5nmプロセスと比較して3nmプロセスは約25%も高い点です。また、この他にも生産に使用されるウェハの枚数や設計アーキテクチャなど、さまざまな要因が関わってるとしています。

 

Snapdragon 8 Gen 4を搭載する製品としてXiaomi 15シリーズ、OnePlus 13、iQOO 13、realme GT7 Proなどがあり、これらは大変すぐれた製品に仕上がりますが、それと同時に高価な製品になると考えられています。

 

そして、TSMCの3nmプロセスを採用するのはQualcommだけでなく、MediaTekやApple、Googleなどがあります。これらの企業の製品もQualcommと同様に前世代の製品よりも高くなることは必至の上、特にGoogleはサムスンファウンドリから製造場所を変更するので、Googleの製品はさらに高価になる可能性があります。

 

サムスン電子の手を借りずGoogleが設計したGoogle Tensor G5を搭載したPixel 10シリーズはどのような価格展開になるでしょうか。Pixelは日本市場で人気の高いAndroidを搭載した製品のひとつなので、あまりにも高くなってしまうと手が出しにくくなってしまう心配があります。

 

 

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