Qualcommが開発したSnapdragon 8+ Gen 1のおおよその費用が調査会社のCounterpoint Researchによって明らかになりました。
Snapdragon 8+ Gen 1を搭載したXiaomi 12S UltraのBOM費用を調査会社が調べたところ、8+256GBの容量だと$516(約70,000円)と判明したようです。この製品は中国で5999元で販売されており、換算すると$888、約120,000円なので、製造にかかった費用は約58%となります。
その中でProcessingは$128(約17,300円)と記載され、これはSnapdragon 8+ Gen 1を表します。そして、5Gや4Gの通信を可能にするCellular RF Systemが別の項目に記されているので、この価格はSnapdragon 8+ Gen 1単体の価格と見ても問題はないと思います。
この価格を高価と見るか安価と見るかはあなたの財布事情によると思いますが、2年前のSoCのSnapdragon 865 5Gの価格が$57(約7,700円)なので当時と比較して倍以上の価格に推移しています。
そのため、Snapdragon 8 Gen 2以降の製品はさらに高価になることが簡単に予想され、低価格で高性能な製品を生み出しにくい世の中になるのは間違いないでしょう。