POCO F5が搭載したSnapdragon 7+ Gen 2の後継製品のSnapdragon 7 Gen 3は、いくつか性能が調整されて以前のような高性能なSoCにならない見込みです。しかし、同SoCは「+」版が存在し、こちらは高性能な製品になる可能性があることが判明しました。
中国の情報通の@数碼閑聊站氏によると、現時点での設計指標を見ると、Snapdragon 7 Gen 3の性能は平均的、Snapdragon 7+ Gen 3はSnapdragon 8+ Gen 1に近い性能を発揮し、100万点程度を発揮する予定と明らかにしました。100万点はAnTuTu v9を基準としているでしょう。
前述の通り、Snapdragon 7 Gen 3はSnapdragon 7+ Gen 2と比較して、いくつかの性能が調整されて以前のシリーズ展開に合うSoCになる可能性が予想されています。Snapdragon 7 Gen 3のスペックはSnapdragon 7 Gen 1から成長したものになる予定で、Cortex-X3やCortex-X2の採用はなくCortex-A720やCortex-A715を採用するでしょう。
そして、大きな情報としてSnapdragon 7 Gen 3には「+」版が存在し、Xiaomi 12S UltraやiQOO 10 Proなどが搭載したSnapdragon 8+ Gen 1に近い性能を発揮することが明らかになりました。ただ、気になる点としてはSnapdragon 7+ Gen 2がすでにSnapdragon 8+ Gen 1に近い性能を発揮していますので、Snapdragon 7+ Gen 3とSnapdragon 7+ Gen 2の性能差がほとんどない可能性があり、開発する意図がわからないという点です。
一応、今回の情報は現時点での開発指標とされているので性能が大きく引き上げられる可能性もあり、悲観する必要はありません。Snapdragon 7 Gen 3はまだまだ発表されないと考えていますので、今後の情報に注視し、Qualcommからの正式な発表を待ちたいと思います。