Samsung Exynos 850のGPU周波数が明らかに、最大周波数は1001MHz

Samsung Exynos 850のGPU周波数が明らかに、最大周波数は1001MHz

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Samsung Galaxy A21s(SM-A217F)が初搭載したSamsung製エントリーモデル向けプロセッサーのSamsung Exynos 850のGPUの周波数が、Galaxy A21sのKernel Sourceが公開されたことで明らかになりました。

 

Galaxy A21sは5月の中旬頃からベトナムやタイといった限られた市場で販売されていましたがその当時はKernel Sourceが公開されず、最近インド市場で販売すると告知した直後にKernel Sourceが公開されました。何がトリガーだったのか不明ですが、SamsungはKernel Sourceの公開を積極的に行い、更に当該機種が販売されてからの公開スピードも早いので、今回のGalaxy A21sのKernel Source公開は異例とも言える遅さです。

 

Kernel Sourceに記載されているGPUの周波数は16進法(Hexadecimal)の値で記載されており、Samsung Galaxy S20 5G/S20+ 5G/S20 Ultraが搭載しているSamsung Exynos 990から私達が日常的に使用している10進法から16進法に変更されました。そのため記載されたものを見てもすぐに変換できないのでHexadecimal Dictionaryを利用し解析した所、Exynos 850のGPUの最大周波数は1001MHzということが明らかになりました。それから順に865MHz、754MHz、598MHz、433MHzで最小周波数は377MHzとなっています。

 

GPUの周波数が1000MHz(1GHz)を超えるのは珍しく、最近の例ではExynos 7885が1100MHz、MediaTek Helio G85が1000MHzとなっています。一般的に周波数が高ければ高いほど発熱が起こり、バッテリーの減りにも影響するため多くの企業はいかに周波数を低くし高性能にするのか考えて調整を行っています。今回初搭載機となったGalaxy A21sは5000mAhバッテリーを有し、CPUは8xARM Cortex-A55(2.0GHz)、GPUは1000MHzを超えますがARM Mali-G52 MP1と省電力に優れているので、そこまでの心配は必要ないと考えています。

 

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