Samsungが開発している次期ハイエンド向けSoCとなるSamsung Exynos 2100を搭載したSamsung Galaxy S21 Ultra(SM-G998B)がGeekbench 5 Computeに登場したため、搭載しているGPUの種類とコア数が明らかになりました。
Geekbench 5 Computeに姿を表したGalaxy S21 Ultra(SM-G998B)が搭載しているExynos 2100のGPUはARM Mali-G78 MP14ということが明らかになりました。CPUの種類と周波数についてはすでに明らかになっており、1xARM Cortex-X1+3xARM Cortex-A78+4xARM Cortex-A55のオクタコア構成で周波数は2.91GHz+2.81GHz+2.21GHzとなっています。
ARM Mali-G78をGPUに採用しているSoCはすでに存在しており、HUAWEI Mate 40シリーズ製品が採用しているHUAWEI Kirin 9000とHUAWEI Kirin 9000Eがあります。Kirin 9000はARM Mali-G78 MP24、Kirin 9000EはARM Mali-G78 MP22となっているため、Exynos 2100のARM Mali-G78 MP14は半数近く少ないことになります。
Geekbench 5 ComputeではOpenCL性能とVulkan性能を計測することが可能で、OpenCL性能は7,232点でVulkan性能は6,094点となっています。Exynos 2100の従来製品となるExynos 990を搭載したGalaxy S20 UltraのOpenCL性能は5,991点でVulkan性能は4,978点となっているので、Exynos 2100はExynos 990からOpenCL性能は約21%、Vulkan性能は約22%の成長しており、総合的にGPU性能は20%の成長となっています。