韓国のサムスン電子は2024年のSシリーズ製品としてGalaxy S24シリーズを開発していることが知られていますが、どの市場でどのSoCを搭載するのかはっきりとはわかってません。今回、韓国市場向けに関する情報が流れたので共有します。
韓国の情報通のガンニャック氏と吸血鬼王氏によると、サムスン電子は国内市場(韓国市場)向けのGalaxy S24シリーズは自社開発SoCのExynos 2400を搭載する方向で調整しているようです。
韓国市場向けのGalaxy S23シリーズはSnapdragon 8 Gen 2 for Galaxy、S22シリーズはSnapdragon 8 Gen 1、S21シリーズはExynos 2100を搭載したため、同市場では3年ぶりにExynos SoCを採用することになります。
ただ、吸血鬼王氏は先ほどの情報に加えて、サムスン電子は国内(韓国)向きは実質的に10月頃にExynos 2400を採用するかどうかを決めるようで、この10月はGalaxy S24シリーズの量産を行う直前の月としています。
そのため、Exynos 2400の歩留まりが悪かったり、発揮する性能に満足しなかったり、その他の要因によってSnapdragon 8 Gen 3を採用する可能性はまだあります。しかし、情報通のひとりのガンニャック氏はExynos 2400の搭載をほぼ確定としてサムスン電子が動いていると明らかにしているので、余程のことが起こらない限りはExynos 2400を搭載するでしょう。
Galaxy S24シリーズはGalaxy S24、Galaxy S24+、Galaxy S24 Ultraで構成され、早ければ来年の2024年1月に発表される予定です。Galaxy S23シリーズはすべての国と地域でSnapdragon 8 Gen 2 for Galaxyを採用しましたが、Qualcommとの価格交渉に困難を極め、結果的にさまざまなスペックを落とすことになったので、サムスン電子はExynos 2400を開発することで価格調整を行い、消費者が求めるスペックを追求できるようにしたいと考えているようです。
Galaxy S24シリーズは通例であれば日本市場でも販売される予定ですが、韓国市場向けとは異なってExynos 2400ではなくSnapdragon 8 Gen 3を搭載する可能性が高いので、あまり大きな心配を必要はないでしょう。