サムスン電子は自社のファウンドリとしてサムスンファウンドリを有しており、GAA構造を適用した3nmプロセスを業界に先駆けて2022年6月に量産を開始しています。今回、第2世代の3nmプロセスとして用意しているSF3(旧3GAP)の最初の製品はスマートウォッチ向けSoCになる予定であることがわかりました。
韓国の情報通の吸血鬼王氏によると、サムスン電子の3GAPの最初の製品はスマートウォッチ向けSoCで、この製造は事実上プロセスのテストを兼ねていることを明らかにしました。このテスト製造によって発揮されるべき性能や歩留まりの状態が良ければ、その他の複雑なプロセッサを製造することになるでしょう。
現在、Galaxy Watch 5が搭載しているExynos W920は5nm 5LPEで製造されているので、この後継製品が3nm 3GAPで製造されることになるでしょう。名称は現時点では規則性がないので大きく変わる可能性もありますが、Exynos W930となるでしょう。
Exynos W920の主なスペックは、製造プロセスはSamsung 5nm 5LPE、CPUは1.18GHzのCortex-A55を2基、GPUはMali-G68 MP2でクロック数は667MHz、RAM規格はLPDDR4、内蔵ストレージ規格はeMMCとなっています。