SAMSUNGが2018年1月9日から12日にアメリカのラスベガスで開催される世界最大の家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(Consumer Electronics Show、CES 2018」にて新SoCとしてSAMSUNG Exynos 9 Series(9810)を発表予定であることがプレスリリースによって判明しました。
Exynos 9 Series(9810)はCES 2018にて何らかの賞を受賞予定としています。
Exynos 9 Series(9810)はSAMSUNG Galaxy S8/S8+/Note8に搭載されたExynos 9 Series(8895)の後継モデルです。
CPUには3世代目のカスタムコアを搭載するようで、これはおそらくCortex-A75をカスタムしたExynos M3のことだと思います。
GPUにはARM製Mali-G72を12コア(MP12)以上搭載すると見られ、製造プロセスは期待されている7nmではなく、10nmと発表しています。
一番の魅力としては6バンドのキャリアアグリゲーションを行う6CC CAに世界初対応している点でしょう。
Qualcomm製プラットフォームのSnapdragon 835を3CC CAで、Huaweiに独占提供しているHiSiliconのKirin 970は5CC CAとなっています。
ただ、最大1.2Gpbsの通信速度はネットワーク側の対応が必要になるので、恩恵に授かるにはもう少し掛かりそうです。
このExynos 9 Series(9810)は2018年春に発表予定とされているGalaxy S9シリーズに初搭載する見込みです。
Snapdragon 845がどの程度のパフォーマンスを発揮するのかは不明ですが、このままだと何やらQualcommとSAMSUNGで大きな差が出来てしまいそうです。
参考
Source